第43回JARL通常総会でのマイクロ関係の質問答弁概略
(平成13年5月27日 富山市)
質問者 7K4NWW 釘宮さん
192名の委任名簿を持参したこと。
これの扱いを議長に委ねる。→ 理事席に配布された。
質問1. 原会長への質問
総務省情報通信審議会の情報通信技術分科会「2.4GHz帯高度化方策委員会」の
メンバーに委嘱されていますが、この委員会の議論の内容とご自身の基本的スタンスに
ついてお聞きしたい。
特に、2.4GHzバンド帯のこれからのアマチュア無線運用との関連できわめて重要な
委員会と理解しており、それだけに会長としての委員会での発言、役割が注目される。
(答弁・・以下すべて原会長)
ムカシは10mW で影響範囲は狭かった。現状では技術・制度面で妥協点が見つかる
ことを期待している。
質問2. 2.4GHzバンド帯の無線LANとの混信を避ける努力のイニシアを首都圏では、
2.4GHz帯は呼出周波数はもちろん、レピータについてもノイズがかなり混じって
きており、使用できない実態もある。
なんとかこの状況を少しでも現実的に変えられないかと考えて、
規則258条の2の規定にある使用区分の変更について、
有志の議論で総務省への要望をまとめてきている。
JARLとしてこうした会員有志のバンド防衛への動きを支援し、当局へ一緒になって
行動を起こすつもりはないか。
あるいは具体的に、我々と一緒になってバンドプランの変更を議論して、当局に要望する気はないか。
(答弁)
2.4GHz バンドプランは郵政に認めさせた経緯がある。
これをいじることになると、一気にアマチュアがやられてしまうことになる。
だけどいっしょうけんめいやる。
質問3. マイクロ波バンド帯のコンテストについて
この分野のコンテストに愛好者がいちばん出るのは、6M&DOWNである。然るにこの
コンテストは梅雨の真っ最中に催されている。おそらくこの時期がEスポのシーズン
と言うこともあり、この時期にやっていると思われるが、マイクロ波バンド帯にとっては
いちばん運用のやりにくい時期で、しかも飛びも悪い時期となっている。
コンテスト委員会でもこの問題は過去何度か議論になったと聞いているが、
改善が進行していない。
コンテストは、アマチュア無線の愛好者を増やし、新しいバンド帯への挑戦意欲を
湧かせる上でも大変重要な契機となるものである。
しかも特別に費用もかからない。
6m & Down コンテストの実施時期について再考するか、フィールドディーコンテストとの
兼ね合いをうまく付けるか、あるいはマイクロ波コンテストに関して別途企画を
作るかぜひ検討をお願いしたい。
英米では10GHzコンテストが行われている。
日本でもマイクロウエーブのコンテストを新設して下さい。
すでにJAMU(Japan Amateur Microwave Union)では自主的にマイクロ波バンド帯の
コンテストを全国規模で行い、ハムフェアでその表彰を継続してきているが、JARLで
やってくれればいつでも引き継いでもいいと言っている。このことは伝わっているはずだ。
コンテストの準備やまとめもやっていいとまで言っている。
ぜひこの動きをJARLも受け止めてやってほしい。
(答弁)
このコンテストの開催時期は、昔にEスポが出る時期ということで決めた。
(コンテスト委員長である)坂井さんに相談している。アタマに入っている。
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※ 質問内容は7K4NWW 釘宮さんの発言草稿によるものです。
※ 答弁内容はJA3VAP/1 水島さんが質疑応答中に書いたメモを元にしたもので、
モレになっているものもあるかもしれません。
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上記質問と答弁内容の掲載についてはご本人の承諾をいただいています。
正確な内容については総会議事録がJARL事務局から頒布されますので、
それを参照ください。
文責 JA0BQU 阿部 平成13年5月31日