今年のハムフェアーでは 二日間に渡り J-05ブースにて 新たに作成した
「MPEG-2 ISDB-T フルハイビジョンATV システム」のデモ展示等を行わせて頂きました。
4月頃 JH0QDH局から「MPEG-2 変調器がマイコンソフト社から5月に発売になる」との情報から、
6〜7局が購入?
発売と同時に国産変調器 「XHEAD-2」 を入手後、これを使ったMPEG-2 方式FHD-ATVシステムを構築し、
ブロック図等の関係ではメーカーに協力頂き、免許まで漕ぎ着ける事ができたので、
7月に一応完成!となりました。
そんなご縁から「ハムフェアーの電波新聞社ブースで実機を展示させてくれないか」との打診が
来ましたので、電波新聞社様のブースには JA0RGP 佐藤様のTRXコンバーターをお借りして展示して
頂く事となりました。
(マイコンソフト社:現在電波新聞社の子会社で10月には合併)
*添付PDFは電波新聞社様ブースで配布したビラです。
ハムフェアー会場内では 「J-05 西新潟クラブ&東京マイクロウェーブクラブブース」 から、
当局の免許されたATV設備とJS1GROさんのホーンアンテナで送信し、「B-14 電波新聞社ブース」で
受信し5Gコンバーターで 地デジTV CHの53Chに変換して電波新聞社様で準備した普通のTVにて、
ライブ映像等を見ていただく事にしました。
(下記は前回の案内と同じ映像です)
ISDB-T ATVは「地デジ放送同等の高画質」が売りの一つでもありますが、
更に今年製作のフルハイビジョンATVは MPEG-2 の 60 fpsですので、
今までのFHD-ATVより更に画質の面でも良くなりました。
興味が有り質問等される方も多く、中でも放送関連業界等々の方は、
「アマチュア無線でもこんなに簡単にしかも安く、フルハイビジョン 映像が送受信出来るんだ!」と
驚かれていました。
また 細かい事まで聞くな〜と名刺交換したら、ISDB-T開発元の某局技術の方であり、
「こんな安く簡単に出来るなら私たちもこの様なシンプルな機材を現場で使えれば・・・」とかのお話にも。。
マイクロ波のお遊びも多々ありますが、MPEG-2 方式 ISDB-T ATVは、
今まで相当な事までやり尽くしたOMさんでも、まだまだ研究できる分野であり、
新たな疑問と感動!に巡りあえる事、間違いなしです。
また、TRVの要の
ミキサーや局発そしてアンプの実験等々は、
新たにマイクロ波機器の勉強をする方にも良い教材かと思います。
何の基礎知識も無い私自身、ISDB-T実験を通じてかなりの勉強となっています。
今年も二日間に渡り展示させていただきました事に感謝しますと共に、
更に多くの方が積極的に展示して頂く様にお願い致します。
なお会場で 特価のXHEAD-2やSTB(中華チューナー)を買われた方もある様で、
今後受信から始める方の為にも以前より私がSTBのセットアップの手順等を纏めたものが
ありますので、下記でご覧ください。
(ISDB-T ATV 専用の M-L が御座います)
JA0RUZ 関崎