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EMM5837V1B 24GHz アンプ実験(その2) de JH1OQH  Nov/29/2024 

このMMIC アンプは不安定で使えないとの事でもう一つ診る機会がありました、
アルミケースは見事な掘り出しでタップねじも1.7φで綺麗に切れています、
当方などがプロクソンで作る物とは大分ラベルの差を感じます、
放熱処理もイイですね3ミリ厚銅板にパソコンジャンクかなファン付き小型ヒートシンクで
空気がフインの間を通り抜け速やかに冷やす構造だ、ファン無しヒートシンクは熱の蓄積もあり
大きな物が必要になりますね。
ケース内を眺めアレー?デバイスの熱放散グランド面がハンダで付いてなく一目で状況が判明、
従って基板から全部品を丁寧に取り去り更地化開始、
こっちが組立てよりデバイスと基板を壊さない様に慎重にと汗かく、
再取付けは高絶縁ホットプレートを用いペーストハンダでMMICを取付ける、
ハンダはデバイス面下放熱ビアー全面穴に染み込む程度の適量でコレは経験値かな、
後はハンダくずでPIN間のタッチは無いか、Vd /Vgと GND間の絶縁は大丈夫かを調べる、
電源供給はVd +6V とバイアス電圧-5Vで前回と同じく固定抵抗によるバイアス設定で手持ちの
1.6K : 36Ω抵抗で略規定値の動作電流 Id 1.33A  になる。
Ga 18dB    P1d 1.5Wで前回と同一特性でこのデバイスは動作が安定で扱いやすくイイですね。
HPA アンプこれはセオリーであり最初の通電試験、
先ずは-Vgのみに電圧を掛けVd-GND間抵抗値が-Vg電圧を可変する事によりスムーズに変化するか
確認する事、OKならその後+Vd 電圧を掛け動作でん設定です、
試験用電源装置はCV-CC付きの物を用いデバイス動作電流よりもわずかUP程度にCCの電流制限を
セットするのが虎の子を壊さない為に肝心です。
JH1OQH 笠原