この高精度なマイクロ波アッテネータのカムシャフトのグリスが硬化し摘みのステップ回転が
固くなりオーバーホール?しました。
先ずは分解前の構造知識を一言二言
各アッテネータは直列に接続した3段または4段の減衰セクションで構成されてます、
各セクションは10dB,20dB,または40dB,の減衰量を持つ精密薄膜ガード(HP8494/ABは1dB,2dB
または4dB)低損失伝送ライン、及び入/出力を減衰素子又は低損失ラインに接続するSPDTスイッチの
ペアから構成されてます、これらのセクションは、サファイアの基板上にタンタル系の薄膜抵抗Tパットで
構成され周波数範囲では高い確度と低いSWRが得られるようになってます、
各減衰セクションは少ない力でON/OFF出来るカム式接点を使用してます、
この接点は金メッキした平板スプリング式で寿命は長く(500万サイクル)、
また再現性は高く(0.01dB)です、
このアッテネータは1個ごとに減衰量とSWRの校正データがあります。
JA0IYB/1斎藤さん先日お会いした時HP8494B壊れてると聞きましたが
オーバーホールしてはいかがでしょうか、インチサイズの六角レンチが必要ですが。