JA1COU
村田さん こんばんは、玉川さんの移動先の上総4号公園の展望台はロケーションがよさそうですね。
おそらく、玉川さんからの信号は武尊山からの散乱反射による戻りが聞こえていたかと
思います。 堂平山でもIC-705の親機のスペクトラムが黄色になるほどよく聞こえていました。
佐渡からの信号は、戸田市JI1CBS向けや千葉県JH1AOY/1向けさらに堂平山JA1OGZ/1向けには
山岳回折散乱反射の山が違っているようでパスが違っていました。
堂平山での聞こえかたが違っていました。 堂平山からは仙ノ倉、上総4号公園は武尊山になります。 本庄JR1KTIさんもご自宅から交信されていました。
山岳回折で山から100km以上離れると、自由空間伝搬損失からさらに40dB程度低下
するそうです。山から近いと10dB や20dB程度の低下とのこと。
(参照:2013年JARL NEWS 秋号 伝搬メカニズムの基本を探ろう。。)
結果、通常交信でのマージンが40dB程度の余裕がないと難しくなります。 今回は、ANTの利得が32dBi程度は双方必要になるので、90㎝から1.2mになります。
言い換えれば、双方のANTの高さがないので見通しできるほどの高さでないので
伝搬は難しくなります。ラッキーにも途中に遮蔽する山岳があるから、
回折によりさらに遠くまで伝搬出来たということになります。
この遮蔽の山岳は双方から見えているから電波が到達できるようになります。
(いわゆる山岳利得とも言うそうです。
南さつま市 大浦 ー 奄美大島 名瀬間 341.5kmで中之島を回折体として
電電公社の伝搬試験で対流圏散乱に比べて20dB 強力だったとのこと ) 玉川さんは、340kmの距離でしたので、この実験例と似たような距離ですね。
堂平山は240kmでした。双方の違いは距離による自由空間伝搬損失では3dB程度の違いですが、
やはり距離が100kmも延びると雲や水蒸気などで散乱による損失があるので気象の影響のほうが
大きくなりさらに難しくなります。
今回、佐渡に関崎氏が出かけていただき、大変面白い実験ができました。玉川さん、
金子も移動してよい経験になりました。ありがとうございました。 翌日の日曜日は、佐渡はトンデン山荘と上尾および本庄からは信号確認で終わりました。 過去には、JA7JJN/1(清瀬市)からトンデン山荘と交信できていたそうです。 以上長文失礼しました。
参照:JARL
NEWS 2013 秋号 電電公社資料: https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1954/16/3/16_3_150/_pdf/-char/ja https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1954/18/8/18_8_479/_pdf
JA1OGZ金子
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Report de JA1COU Oct/26/2024 |
金子さん
我が家の20mHのアンテナでは、佐渡は聞こえませんでした。 アンテナを南に向けると玉川さんのビーコン信号は51ぐらいで入感していました。 多分FMでQSO出来るレベルですね。
JA1COU 鴻巣市 村田 |
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