「JA7JJN、私の3つの教訓」 教訓その@ 予報は、予報!現場がすべて!   数日前からチェックしていたインターネットの山岳気象予報は、   富士山須走5合目、15日(土)の  午前9時、−3度、北西の風15m/s   午後12時 −4度、北西の風11m/s でした。   しかし、実際は、午前8時、現着時、気温は低いものの、風は微風。   午前9時54分、SSBで交信成立時、気温は、日向で14度(温度計のセン サー部分が太陽にさらされた状態) 風、微風で1−2m/s。   その後、確かに気温は下がり、午前11時30分、3.5度。しかし、風は、そ よ風。今回、今年4回目の須走5合目運用なるも、一番、風がなく、   しかも、快晴。遠くまで見通しが聞き、最高のコンディションでした。   事前の天気予報のチェックは大切ではあるが、運用は現場に行ってみないとまっ たく分からない。金子さんの、とにかく「行きましょう!」の気迫が、大正解でした。 教訓そのA IFは、430MHzが大正解!   去年秋完成した77GHzトランスバーターは、IF1200でした。しかし、 親機が大きく、身軽な運用にはかなり難がありました。今年5月、   1回目の須走5合目77GHz運用時は、強風で環境が劣悪。トランスバーター、 親機とも、小型化の必要性を痛感しました。   しかもIF周波数のメインに、10MHz基準信号の高調波が入り込み、運用周波 数をメインから外す必要がありました。   このため、この夏、金子さん、横山さんにアドバイスを得ながら、IFを434M Hzに変更。改造というより、ほぼ全体を一から製作したと言っ たほうがいいか もしれません。秋にやっと完成し、お二人からパワーセンサー、パワー計をお借り して調整を重ね、11月初め、カスリン公園でのマイクロ波芋煮会でデビュー。 秩父に移動した横山さんと無事QSO。そして今回のQSOに至りました。   移動運用は、IFを身軽に運用できる周波数にするのが一番と痛感。 教訓そのB 三脚、雲台の安定が鍵   今年5月の須走5合目運用1回目の時、強風に翻弄され、リグを三脚からスムー スに外すことができず、とても辛い思いをしました。   しかも、三脚がやや華奢だったので、風でかなり揺れを感じビームも相当、振ら れました。   このため、オークションなどで、イタリアのマンフロントの三脚とクイック シューを入手。おかげでオフセットアンテナ、リグ、親機を一体化した   セットも簡単に三脚から着脱可能となり、運用が格段にし易くなりました。マイ クロ波、ミリ波の運用は、トランスバーターだけでなく、セットア  ップする、 固定装置にも、十分に留意することを忘れては、いけないようです。 以上は、私の個人的な教訓です。人それぞれ、運用状況が違うので、あくまでも参考 程度にして下さい。 de JA7JJN/1 柳澤