申請には送信機系統図や諸元データ等を添付して、いつまで必要かは判りませんが、
デバイスデータ、送信波形のスペクトラムデータ等々も添付して、JARDにて
「技術基準適合の保証」を頂いてから変更申請としたものですので、
私のブロック図(TRV構成:フィルター特性等)を丸写しでの申請は止めて下さい。
② 受信設備
送信波と同じく713MHzとなりますので、TVやチューナーを53CHに設定(スキャン)すれば、
受信OKです。
システムはこれだけです!!
なおチューナー等は送信時にも動作させておき、IF入力波を受信して送信映像モニターにも使います。
実はこの為に、市販TV CHのIF を選択したものです。
構成が少し変わりますが、変調器を1.2G帯出力設定としてTRVに入力しての5GHz帯送信も
できますが、そうするとTV-CH受信用にコンバーターがもう一つ必要となってしまうので、
TV CH帯IFを選択した理由は「一つの局発だけで送受に使用出来る」様に考慮したものです。
また変調器の1.2G帯送信CHでは決まった周波数しか出せなかったので、
D-ATVの利用区分帯に納めるにはローカルfを変える必要があり、
結局ローカルの周波数が幾つも必要となるシステムとなってしまう為、色々と模索したものです。
またIF周波数を「53Ch 713MHz」に選んだ事も、それなりの理由がありますので、
運用前には各自で調べて理解した上で運用されて下さい。
これまで約1年掛けて受信に使える物を相当数物色し、また送信機もかなりの時間を掛けて
テストしてお空に送信できる段階(許可)となりましたので、これからは皆様のご協力も頂き、
日本中でFull-HD ATV をもっと手軽に使える様に改善・普及したいと思います。
多くの局が実験に参加される事により、もっと手軽なシステムが開発されるのもそんなに時間は
掛からないと期待しています。
なおこのHD-ATVに使えるISDB-Tチューナーは、現時点でネット(国内販売店)から
2K円台~10K円程度で、USBメモリや、mini SDカード等々にFull HD 録画が可能な物が
入手可能ですので、このHD-ATVの受信だけでも楽しめるものと思われます。
(国内の地デジ放送も受信録画等々も可能な物もあります)
日本のD-ATV愛好者の皆様、 フルハイビジョン地上デジタル放送映像品質の
「High-definition Amateur television 」を始めませんか!!
2017/ 3 / 27 長野市 JA0RUZ 関崎
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