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10GHzトランスバーター製作 de JL1KPS Nov/06/2015

YQP各位
JA0DAE 小林OM殿

JL1KPS 世田谷の岩瀬です。
大日方OMの10GHzトランスバーター完成しましたので報告致します。

写真01 「完成直後」
受信回路の調整用簡易SGを用意しまして、電源ON、1発でSGの信号を受信しました。
1ヶ所スタブ調整を行い、IFの1280MHzでSメーターにFSを確認するまで、
電源ONから2~3分と、凄い再現性です。
これほど簡単に動作するとは思わず、ビックリしました。

写真02 「LO出力」
局発はコスモウエーブさんのLO:4480M(出力+10dBm)です。
スペアナで確認写真ですがC/Nは55dB取れているFBな特性、
スプリアス等が出ていないか、細かく調べても見えません。

写真03 「測定の様子」
送信調整準備、分岐を使って、スペアナとパワー計、同時に見れる様に接続し、
スプリアスを監視しながら、パワーを調整します。

写真04 「10GHz出力」
送信調整、スペアナで10.24GHzをセットしてIFのPTT ON
TX側Trのバイアスボリュームを1か所、動作予定の-0.2V付近まで動かすだけで出ました。
もう1ヶ所の出力Tr用ボリュームを調整すると、スタブ調整なしで0dBmまで出ました。
スタブ調整を行い、+13dBm以上の出力を得た状態の写真です。

写真05 「10GHz出力パワー」
上記写真04の、パワー計の測定表示です。

尚、オリジナルはIF:0.1W入力ですが、1Wでドライブ出来る様、
IFATTの抵抗値と耐圧を変えました。(写真01の右上)
オリジナルATT:17dBに+10dB、27dBとなる様に乗数を変更、
0.75Wの抵抗120Ωと100Ωをパラ接続にして1.5Wの、π型ATTを構成しております。
1.2GHz IFの特性もSWR=1.2と良好な値を得ています。
又、過剰な発熱や回り込み、Rx用Mix回路の破損等の問題も発生せず
動作している様に見えます。
1W化で不都合等ご存じの方おられましたら教示願います。

【最後に】
現在入手困難となりました貴重なIF用リレーを、快く分けて戴きました
JA0DAE 小林OMに感謝致します。

【今後】
10GHz、1W AMP製作に着手します。
各位、ご教示の程宜しくお願い致します。

以上

10GHzトランスバーター01 組上げ直後
10GHzトランスバーター02 局発出力10dBm
10GHzトランスバーター03 測定の様子
10GHzトランスバーター04 10GHz出力
10GHzトランスバーター05 10GHz出力パワー測定

10GHzトランスバーター01
組上げ直後

10GHzトランスバーター02
局発出力10dBm

10GHzトランスバーター03
測定の様子

10GHzトランスバーター04
10GHz出力

10GHzトランスバーター05
10GHz出力パワー測定