各局、お世話になっています。
西新潟クラブより、送付頂いた衛星通信用コンバーター基板(160426届く)
のBPF部分を取出し再現実験が終了しましたので、結果内容を報告します。
基板のBPF部分切取り寸法→21mm×10.5mm
@ケース加工
→暫くぶりに、卓上旋盤とミーリングアタッチメントを使用しケースを加工
しました。20mm角のアルミ角材の切れ端が見つかりましたので3φの
エンドミルで、中ぐりをしました。
29mmにカット整形し、中ぐりを始めたのですが、SMA/Jの位置・
寸法から、深さは7.5mm位で良かったのですが、削り過ぎ9mm近くに
なり仕方なく1.5mmの真鍮板を新たに加工して基板の下敷きにしました。
基板取付けビスは、1.4φと2.0φを使用しそれぞれタップを立てて
5か所固定にしました。
フタの固定は、2.0φのビス、10本使用、15mm厚のケースを貫通
し、タップ仕様です。
A基板取付け
→完成ケース内寸は、21.3mm×13.2mm、深さは、≒9mm、
片側に基板を寄せて、5本のビスで下の真鍮板共固定しました。
BMKU12LO改
→2001年に、11376MHZ仕様で注文し入手していたものです。
今回、水晶を118.4375MHZに変更し、出力を11370M
HZに変更し、測定に使用してみました。
CBPF測定
→下側の1/2Fの5.69G、上下1/4Fの8.52Gと14.27G
は無くなりました。その他、11.37G直近の上下100MHZピッチ
の3本と9.97Gと12.85は数デシベル減衰して残りました。
BPFの挿入損失が5dbをやや超えています。
最後に〜
ケースの加工の失敗により、余計な加工が増えた等、旋盤の送りトルクの不均一
の問題、挿入損失が浅妻氏の実験より1db以上大きい等課題も見えてきました
ので、今後、再実験をしてみたいと考えています。
以上、西新潟クラブの各位に感謝するとともに、報告と致します。
竹田雅彦/ja5bra
愛媛県新居浜市
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@加工済みケース |
A基板取付 |
BKuhne MKU12LO改 (1). |
C11ghzBPF測定 |
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