TopPage 西新潟クラブ 更新履歴 情報,資料 製作実験 通信実験 リンク(国内) リンク(国外)

300GHzでナベ蓋アンテナ実験 de JA3CVF  森本 清 Oct/14/2024

275GHz以上は今の所余り規制がないとの情報で実験セットを組み直して空間を飛ばして見る事にしました。
取り合えず受信部分をケースに入れました。
アンテナは従来のオフセットは大きすぎる。
適当なアンテナを考えた時、アマゾンでナベ蓋の写真を見て銅製の12cm位の物が目についた。
一枚の写真では分かり難いが使えそうなので注文、蓋の割には2000円位と高い。
見た目は綺麗でくぼみ具合も一寸浅いが綺麗なカーブ。
計算ではF/D比0.7、焦点距離8cm位、焦点付近にLEDランプを置くとホーカスの有った投影像が壁に写る。
放射器ですが最初テスト用にスリッドで試すべく内径1mmパイプで作ってみたが流石に加工が難しく、
反射板の半田付けでスリッドが塞がる。
簡単な1mmパイプの像の鼻タイプで試す。
計算通り8cm前後でピークが出てビームもシャープに成るが計算では29dbiのホーンアンテナと変わらない。
ホーンアンテナのビーム幅は可成り広い。
ビーム幅からもっとゲインが取れても良さそうなので放射器パイプのロスが多いと思い、
内径2mmのパイプで最短に近い物に変えて見ました。
曲げのrが小さいがホーンアンテナに比べて増加した。
放射器位置や焦点を調整してホーンアンテナより12db位増加しました。
穴がセンターから少しずれて居るのか蓋を回転するとビーム方向が少し変わり、ゲインも変わる。
送信用にもう一つ作る事にしました。

受信機には一人遊び用のSメーター回路を組み込み、V-F変換でレベル変化は耳で確認出来ます。
480Mを10.7Mに変換、ログアンプ検出です。
このLOにADF4350ユニットを使っていますが、今回も新井さんに設定して頂きました。
480MのSG信号は-120dbm位まで検出しました。
MIX出力をアンプ後2分配して受信機用とSメーター用に分けています。
Sメーターは前後から見る事が有るので外付けです。
中々便利です。
室内3Mですがノイズレベルからの増加は30db以上あるので結構飛びそうです。
LOが37G帯の8倍ハーモニックなので4倍にするともう少し感度が上がりそうですが手持ちの83Gの
アンプが使えるか?。
受信機はPLUTOを譲って頂いているので作ろうとしましたが、モニターやラズパイでは大きすぎる。
2Gまでのモニター付きSDR受信機がピンキリの値段で色々出て居るのでこれを使う事にしました。
480MクロックのICの様でスプリアスが気に成るが一番安い物を注文、入荷まで1ヵ月程度。
値段の高い物も同じICの様です。
誰か使っていますか?
後は送信機の組み換え、当分遊べそうです。
計算上は450Gや600Gも変換出来るが・・・


JA3CVF 森本 /和歌山県日高郡

300G受信機に取り付けた
ナベ蓋アンテナ

穴あけ後前面

アンテナ穴あけ後

アンテナ穴あけ準備

放射器パイプ固定ネジ穴

ナベ蓋アンテナ放射器正面