|
ミリ波の画像実験 de JA3CVF 森本 清 Oct/03/2023 |
アンプの入手が困難なミリ波(135G以上)ではバラクター等での逓倍器を使って送信しています。 従って画像伝送には位相変調のみでISDB−T等は出来ません。 それでも135Gは12分周、12逓倍、、249Gは6分周、6逓倍でDVB−S方式では 何とか実現していました。 今回24分周、24逓倍で使えないかと実験しました。 始めたばかりなので結論は出せませんが、途中経過で中々厳しい。 映像は出るがブロックノイズ、音声の途切れが頻繁に出ます。 また、DVB−S方式では駄目でDVB−S2です。 PLUTOを使ったDATV送信機は両方出せるのでこれを使いました。 周波数は300GHzなので送信逓倍器と受信MIX直結です。 今までのシステムを使っているので、受信IFは435Mです。 DVB−S2の低シンボルレートの受信はパソコン利用のミニチューナーと成ります。 このチューナーの受信周波数は950M〜2150Mです。 従ってアップコンバーターが必要でした。 また、空間を飛ばす事は無いのでスプリアス等気にしなくて良いのですが、逓倍器の 効率に関係するか判りませんが、 不要な信号は切りたいのでBPF特性の兼ね合いで24分周後の周波数を160Mとしました。 送信周波数は3840Mとしました。 24分周が可能なHMC394LP4Eは最高周波数は2.2Gなので直接分周出来ません。 5Gまで可能なUPC501Bで4分周、その後394LP4Eで6分周しました。 LO12.34Gと160MをMIX−BPF−AMP−6逓倍AMP−バラクター4逓倍で 300GHzです。 多分キャリアーで−20dbm程度の出力です。 受信波形やコンステレーションを見ると復調出来ているのが不思議ですが・・・ 尚、シンボルレート333では途切れが多くそれ以下は復調せず、1000が最良で 2000でも同じ位で復調しました。 課題として 1/4×1/6で良いのか 直接1/24が良いのか 分周器への入力レベルの最適化 ぴるるのC/Nの300GHzでの影響は? 送信、受信とも使っている。 12.5G帯MIXの調整で受信状態が変わるので今の物で良いのか 取り合えずもう一つ作って試す予定。 低シンボルレートが駄目な原因は・・・24分周でのデーター欠損? 最適のFECの設定は 等色々 当分これで遊べそうで時間潰しに成ります。 受信動画は途中経過なのでYouTubeに非公開限定でアップしましたので、 5分程度ですが興味の有る人は見てください。 https://youtu.be/GPnuVpIlQbI JA3CVF 森本 /和歌山県日高郡 |
|