新しい分周回路にAGC及び狭帯域フィルターをドッキング、送信テストしました。 
分周回路が一段で6分周となり、聞いた感じではひずみは軽減されているようです。 
            この分周用ICは135Gの22.4G帯からの6逓倍トランスバーターにも応用出来て入手し易い 
            アンプで実験出来そうです。 
             
            8分周、3分周、4逓倍で6分周していました。 
            直接6分周するICも試しましたが入力レベル範囲が狭く、出力も入力レベルで変動したので 
            途中で諦めていました。 
HMC394LP4 プログラムカウンターが少量でも購入出来たので試しました。 
日本語でも輸入出来て便利に成りました。 
2.2Gまで2分周〜32分周が可能の様です。 
4mm角24ピンと小さいのが難点ですが、安定して分周しました。 
入力も−25dbm〜17dbmまで動作確認、17dbm以上はICが壊れてもと思いテストしていません。 
規格は−15〜+10dbmと成っています。 
カット基板が殆どでエッチィング時間が長くなり汚い基板に成っています。 
自作基板はスルーホールで放熱が出来ないのでICの上から銅板を抑え付けました。 
5Vで200mA近く流れて発熱が大きい。 
ピン数が多くランドが下側なので半田付けに苦労しました。 
6度目に上手く付きましたが幸い壊れなかった。 
213M帯からの狭帯域フィルター用コンバーターを作ってSSBの実験をしてみます。 
             
            JA3CVF 森本 | 
           
          
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            -----Original Message----- 
            RE: [mw-ml:00512] Re: 249G SSB送信実験パート2 その後 
 
14M帯への変換後の波形リップルの振幅幅の変動が大きくて腑に落ちないので色々考えていました。 
            変換LO周波数はダウン、アップで相殺されて出力周波数に関係ないので信号が出て居れば良いと 
            思っていました。 
            周波数が少しずれて居てフィルターの端の方を通過していて変調が掛かると傾斜部分で 
            振幅変調されていた様です。 
フィルターのセンター辺りに成る様に周波数を調整しました。 
フィルター出力波形はくびれは出ますが綺麗に成りました。 
            送信実験での改善に期待しましたがAGCが効いてバックノイズは増えましたが聞いた感じは 
            殆ど変化なしです。 
道半ばでちっと息切れ状態。 
前回の波形と改善後の波形を添付します。 
 
森本 
 
-----Original Message----- 
            Subject: [mw-ml:00519] RE: [mw-ml:00514] RE: [mw-ml:00513] RE: [mw-ml:00512] Re: 249G SSB送信実験パート2 その後 
 
1.2G帯のハイゲインのアンプを作って実験しました。 
μPC2709TB二段ですが安定して49dbのゲインが取れました。 
大きさは20mm×30mmです。 
飽和出力は+12dbm位ですが入力オーバーに成り過ぎると出力が低下しました。 
ATTに使っているピンダイオードの同軸リレーのアイソレーションは57dbでした。 
これを組み合わせたゲインコントロールの実験結果 
−43dbm〜+14dbmの範囲で出力3.1dbm〜5.2dbmにコントロール出来ました。 
+14dbm以上はコントロール出来ず+20dbmで出力+8.4dbmでした。 
これを分周ユニットと組み合わせて実験 
無変調では−58dbmまで安定して24分周 
80%変調AM波は−45〜+20dbm 
90%      −36〜+20dbm 
95%      −24〜+20dbm 
98%      −20〜+20dbm 
変調度はSGの値です。 
随分改善しましたが1.2GSSB信号ではリップルが出ました。 
            参考にオシロで見える145MのSSB信号の室内音の送信波形を見るとくびれた所が有るので 
            AGC方式では限界が有るようです。 
            後は増田さん提案のバイアス用信号を加える方法ですが1.2G帯で親機と連動して周波数を 
            可変するのが難しそうです。 
 
参考写真 
            SSB信号では有りませんがAM波を分周、逓倍後の復調信号と直接1.28Gの復調信号の 
            比較ですが、1KHz単一信号変調波ではノイズが含みますが、復調出来て居る様です。 
            1.28Gの飛び込み信号も有るので定かで有りませんが逓倍後の信号は遥かに大きいので 
            復調波は間違い無いと思われます。 
 
JA3CVF 森本 
 
-----Original Message----- 
            Subject: [mw-ml:00514] RE: [mw-ml:00513] RE: [mw-ml:00512] Re: 249G SSB送信実験パート2 その後 
 
増田さん分周信号が見える様に成ったので色々試して見ます。 
 
森本 
-----Original Message----- 
            Subject: [mw-ml:00513] RE: [mw-ml:00512] Re: 249G SSB送信実験パート2 その後 
 
森本 さん  増田です、 
 
 頭切れの対策として、 
SSB信号に、150?200KHz程度離れた周波数の 
弱い信号を加算することで 
分周器は常時動作するようになります。 
SSB信号が入ると付加した信号は抑圧されてレベルが低下し、 
さらに後段のBPFで除去されますので支障は出ないと思います。 
実験ではうまく動作していました。 
付加する信号はなるべく小さいほうが良く、 
レベルを上げると変調が浅くなるような感じになりました。 
 
            SSBの復調では、少し高音側に偏移させたほうが音声の了解度は良いようです。 
 
私はAGC ampにダイナミックレンジ42dBのものを使っていますが、 
まだ少し不足の感じです。 
            1.2GHz帯ではダイナミックレンジの大きなAGCアンプは入手が難しいと思いますので、 
            PINダイオードで可変ATTを組んで、AGC回路とする方法もあります。 
 
増田 幸雄 
             
-----Original Message----- 
            Subject: [mw-ml:00512] Re: 249G SSB送信実験パート2 その後 
 
            1.2G帯でAGCアンプ用に使えそうなICの手持ちが無く、リミッターも色々実験しましたが 
            上手く行かず時間が過ぎました。 
少し前進しましたが、中々手ごわい。 
 
            頭切れの確認がスペアナでは難しく良い方法を色々試して、 
            フィルター出力の14.318Mなら手持ちのオシロで見えました。 
弱い音声でも出力が出る様に実験しました。 
            1.2G分周入力にアンプを挿入、更に固定ATTも外して小さな入力でも分周、 
            大きな信号は可変ATTで抑える回路を入れました。 
可変ATTはピンダイオードの同軸リレーです。 
            写真は24分周後の波形ですが、フィルターが無いとノイズ部分が重なって信号低下部分は 
            良く見えません。 
あーと大きな声の場合は飽和してリップルは出ません。 
小さな音と少し大きな音です。 
 
1.2Gアンプのゲインを上げる。 
ATTの制御を工夫。 
8分周後にアンプを入れる。 
等すればもう少し改善しそうです。 
この状態で前回に比べて出力の変動は少なく成りましたが後少しです。 
 
親機のマイクコンプレッサーは入れています。 
 
JA3CVF 森本 
 
-----Original Message----- 
            Subject: RE: [mw-ml:00490] Re: 249G SSB送信実験パート2 
 
増田さんおはようございます。 
新しいフィルターに合わせて頭切れの対策を考えて見ます。 
当分遊べそうです。 
 
森本 
 
-----Original Message----- 
            Subject: [mw-ml:00490] Re: 249G SSB送信実験パート2 
 
森本 さん 
 
 SSB音声の頭が途切れていますね、 
            音声入力が無いかレベルが低い状況では分周器が動作できず、 
            ある程度音声レベルが高くなってから分周動作を開始するためだと思います、 
SSB変調波をリミッタもしくはAGCアンプで増幅し、、 
            周囲の環境音でも分周器が動作するレベルを確保すると音声の頭の途切れが無くなると思います。 
 
            BPFを通すと音が歪むのはSSB変調波の周波数帯域が削られている場合に起こるようです。 
理論的には2.7KHzでよいのですが、 
送信のキャリア周波数はSSB帯域の端から0.3KHz離れているので、 
この差を考慮して周波数を完全に合わせなければならないです。 
BPFの帯域を広くすると合わせ易くなると思います。 
 
            BPFが無いとスペクトラムが広がり、送信電力が分散し、受信電力が低下してしまいますね。 
 
 
増田 幸雄 
 
-----Original Message----- 
            Subject: [mw-ml:00489] 249G SSB送信実験パート2 
 
            フィルター帯域の違いを確認するために現在の3KHzの物とフィルター無しで比較しました。 
先日増田さんが6KHz帯域のフィルターの紹介が有ったのでこれも実験する予定で 
比較用にデータを取りました。 
両方とも音は悪いが何とか内容は判りますがフィルターの無い方が良い様です。 
            フィルターが無い場合は無信号でもコンバーター出力が出ているが、信号は受信しないので 
            多分ノイズの様です。 
フィルターが有るとコンバーター出力は殆ど有りません。 
尚、今回コンバーター出力のALCは固定にしました。 
            ALC回路が有るとSSBではピークが抑えられる気がしましたが効果は良く判りません。 
 
また、容量が2M有ります。 
 
JA3CVF 森本 
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