前から不便を感じていて一度試そうと思っていた雲台のバランサーを試しました。
おもりは中型以上の天体望遠鏡には標準装備されていたり、笠井さんのアンテナにも取り付けられています。
普段は問題ないのですが太陽が高い時にサンノイズを測ったりする時仰角をかなり上に向ける必要が有ります。
47G、77Gのアンテナは60センチオフセットなので仰角を上げるとバランスが悪く成って三脚のロックでは固定出来ず有る程度高く成ると諦めていました。
最初微動雲台にアームを出して大型の放熱フインを付けましたがイマイチ、水平にした時もウエイトが乗っていて安定度が悪い。
同じアームに小型のバッテリーをぶら下げました。
ひもの長さを調整して水平付近で床に着く様にしたら、見栄えは悪いが上記の問題は解決しました。
まだ、30度近くになると負荷が軽い。
ここを重くすると微動雲台の横方向のロックが不安定になるので今度は三脚の所で補正出来ないかと考えました。
使っている三脚はダイワのもので操作用のアームが左右に付いているので、片側を反対に取付ここにおもりを付けました。
漬物用の重しで5.5Kの物です。
ここでもひもの長さを調整して有る程度までは床に着いて居る様にしました。
これで、最大の仰角まで上げてもロックし、使える様に成りました。
格好は悪いが最初の実験としてはこんなものかなと思っています。
頑丈なウオームギャーの微動雲台が有れば良いのですが・・・
JA3CVF/日高郡 森本 清