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77G用アンプ送受切替器の試作 その2  de JA3CVF  森本 清 Jun/15/2012
受信テストに続いて送信出力を測りました。
専用の測定器が無いので参考程度ですが・・・
パワー計は日立電子のもので、センサーの校正表には40G〜70Gまで表示、目盛には75Gまで有るが校正値は無い。
70Gでは85%位の所にマークが有るが、測定値は補正前の物です。
最大5dbm3mWなのでATTが必要です。
以前信州のミーティングでアイソレーターを入手していたので、反対に使うとATTに成るかなと探しだしましたが、100G用で寸法が合わず。
センサーと同じ寸法のジャンクが見付かり良く見るとどうもATT臭い。
60.0Gの表示 TRGのラベルがある。
まず、MIXブロックからの出力をATT無しで測って見る。
1dbmを表示。
これをATTを通して測ると10.8dbダウンした。表示は無いが10dbのATTか? ラッキー
アンプへのドライブは1dbmと成るが、全長16cmの3mm接続パイプと切替器を通すのでチョット少ない。
逓倍器のバイアス調整でレベルが変わるので、現在の最大位置を記録し、まず最大出力でドライブして見る。
センサーの差込位置や回転して最大点を探すが、密着した所、粗水平で最大となる。
気にしていた偏波面のねじれは少ない模様。
コの字接続パイプの差込位置を色々変えて見るが、出力は変わるが両端とも密着位置が最大でした。
この差込具合を変えられる様に、MIXブロックの固定をネジで浮かせる方法から長穴L金具に変えて、上下、前後に調整出来る様にしたが不要の様でした。
チューニング用のネジも受信と同様3本の内一番外側のネジで、僅かに出力は増える。

ほんの少し差し込んだ所でピークと成る。
バネが2mm径なので、1.4mmの精密ねじでは頭が食い込むので、1.4mm用のワッシャを薄い板を適当に切って作った。

測定結果
@ アンプ無し   1dbm(約1.3mW)
A アンプあり   12.2dbm(16.6mW) メーター表示1.4dbm ATT 10.8db

ドライブ不足で飽和レベルに達せず、余り期待は出来ないが増える余地あり。
クーネの76GでPsat 50mWから77.76Gでは良くて30mWとして、ドライブ不足を考慮すると25mW程度か?
14dbm(25mW)−12.2dbm(16.6mW)=1.8dbダウンから切替器のロスは1.8db位と推定すると大きくかけ離れた数字では無い模様。
47GではPsat38mWが25mW程度だったので測定器のいい加減さを考慮しても、測定値が1db少なければ出過ぎて居る、1db多ければ少なすぎの感じから一号機としてはまーまーか?

送受回転させても不安定な動作もなく、同じ値を表示しています。

この状態での受信テストをしたいが信号源をコンテストの審査に出したので、新しい信号源を作ってからに成るのかな?

取り合えずANTに取り付ける方法や、SSB D−ATV用のフイルターを考える必要が有ります。
コの字パイプの所にフイルターを入れる予定でしたが、ドライブ不足なので、MIXブロックのアンチパラレルMIX出力に入れる様に変更する。
ドライブ不足はMIXブロックの導波管切替器も1.6db位ロスが有るのでこの辺の改善も必要に成りそうです。

JA3CVF/堺市 森本 清