フランジを作って信号を通して見ました。 入力側は逓倍器が円形なので円形で接続、出力側は方形、円形の変換をしましたが、スペアナのMIX入力も円形から方形の変換をしていて効果は不明です。 測定方法は一号機と同じです。 逓倍器から47.090GHzを入れて出力をスペアナで見ました。 アンプとベースの接触具合でレベルの変動が大きくて不安定。 何処かで発振している様子でした。 一、二号機は入出力の間に8mmの心棒が有り発振防止に役立っていた様ですが、今回は3mmなので効果は無い様です。 JA1ATI逸見さんの切替器に発振防止用のチョーク(溝)が有ったのを思い出して溝を掘る事にしました。 逸見さんのデータでは中心から7.7mm離れた所に幅0.5mm深さ1.6mmの溝と成っていましたが、取り合えずPカッター(刃の幅0.5mm)で同じ位の所に溝を切りました。 余り深く掘れず(多分0.5mm位)長さもフランジのネジ穴が邪魔で13mm程度と成ったがこれで試して見ました。 接触具合でレベルは変わるが、溝を切る前に比べて変化の仕方が明らかに異なって不安定さは無くなった。 回転して切り替えても毎回出力レベルは変わらず溝の効果は有った様です。 一号機では33.4dbのゲイン、今回は37.5dbと大きく改善している様子。 製品のデータは37dbなので切替器のロスは測定誤差範囲で殆ど無いと推定されます。 ベースの厚さが2mmの効果かベースの穴を方形にした為か? 今回モータードライブ用にトランスバーターとの接続コネクターを変えたのでサンノイズは受信出来ず。 来週帰って測定して見て上記のデータが本当かサンノイズで再確認する予定です。 写真はチョークの様子と入出力波形です。
堺市/日高郡 JA3CVF 森本 清
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