昨年のマイクロウェーブチャレンジで発表した3号機案について実際に作った時の問題点と改善点について予備実験しました。 3号機を考えたのは前回までの切替器のロスが約2dbだったのでもう少し少なくする為には切替器の厚みを極力薄くした方が良いのではと思った為です。 1号機は20mm、2号機で15mm、2号機の方がロスが測定誤差範囲ですが、僅かに少なかった。 今回は厚みを無くしてフランジの上で回転すれば・・と考えました。 また、方形入出力に対して丸穴での受けを方形円形変換をする。 が変更点です。 発表時点では図面上の考えだったので模擬的に組み立ててみました。 1号機をばらすには少し抵抗が有るので、アンプの代わりに厚さが同じアルミチャンネルを使いました。 構造的には特に問題はなさそうですが、アンプの中心に穴が有るので下側の軸に使って上側からボールをバネで押しつけて回転軸とするとともに下に押しつける構造なので、上下の中心を合わせる事が重要ですが難しい。 上側の取り付け板を斜めにしていましたが、アンテナへの取り付けの関係で水平にしました。 固定板を銅板で実験しましたが、軟らかいので回転していると傷が出来るので真鍮板の方が良いのかな思っています。 今回作っていて、mix側にはBPFを入れるのでフランジにBPFを組み込めば・・・と思い付いたので本番で実験する予定です。 また、方形円形変換の効果等検証するにはフランジを取りかえられる方が便利なので、切替器の厚みは0ではなくて2mmにする予定です。 材料がそろったので出来上がれば比較して見たいと思います。 サンノイズが1db位上がれば良いのですが・・・
追加
この図面でアンプの厚みが15mmに成っていますが、実際のアンプは約20mmでした。
従って押さえ板12mmを8mmにして円板の厚み2mmを1mmにして高さを合わせました。 また、今回の実験ではマイクロスイッチは付いていません。
堺市/日高郡 JA3CVF
森本清
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