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135Gパイロット信号への変調実験  de JA3CVF  森本 清 Sepl/24/2011

前回10MHzリファレンスを直接変調回路で実験しましたが、リニアリティーに問題が有るようでした。
その後、勝間さんから位相変調回路での報告が有ったので、リファレンス10MHzで追試実験しました。
結果は良好で音声信号でも問題ない変調が掛りました。
今回は10MHzでのL、Cの値が良く判らなかったので、教科書通りの回路で試しました。
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H12/html/H1212B02_.html
ここに基本的な解説が有ったので実験しました。
従って勝間さんと違って並列共振回路に成っています。
最初ここで解説しているRを2KのVRで色々試しましたが、変調具合に余り関係なく、大きすぎて10Mのレベルが下がるとC/Nが悪くなったのでRは有りません。
また、LとCは10Mに共振する様に適当に選びました。
Lの値により変調の掛り具合は変わりますが、Cでは余り変わらず、全体としては大雑把な値でもAF入力が少し多いか少なくてよい程度でした。
ダイオードは1SV101です。
バイアス電圧も適当で良い様ですが、0.5V位が一番良さそうだったので、0.5Vにしました。
ポイントの周波数で過変調になるAFレベルを見ました。
500Hz 0.2V位 1KHz 0.13V位 2KHz 0.07V位 3KHz 0.05V位でした。
従ってID信号の様な単一信号で1KHzなら0.1V〜0.13V位で十分でした。

音声の様に色々な周波数が混ざっていると、教科書通りAF回路に積分回路が要るようです。
実際、テレビの音声を入れて見ると、少しレベルを上げるとガサガサと雑音が出る。
2.2Kと0.047μの積分回路を通すと、十分実用に成った。
カットオフ周波数約1.5KHz 3.3Kと0.047μでは1KHz位となる計算です。
今回の回路での10Mに対する挿入損失は0.1dbと測定の誤差範囲で、16G帯でのC/Nは変わらないようでした。
写真三枚添付

日高郡/堺市 JA3CVF 森本 清