浅妻さんに銅板を送って頂いて続きを実験しました。 今回もMIXの出力につけて見ました。 フランジ及びアイリスプレートは前回と同じです。 結果は同じ様な特性で、最初は1db程ロスが少なかった様ですが、何度かネジを回している内にアルミと同じ状態となりました。 ここで一番最初に作った物がロスが4db位と今回より良かったので再度見てみました。
このフイルターは逓倍器からの信号で特性を見ていてMIX出力を直接見ていなかった。
ここで判った事は、MIXとフイルターの結合具合でロスが変わる事でした。 従って今回の様にMIXにフイルターを直接付けてしまうと結合状態を変える事が出来ないのでロスが大きく成っている様です。 また、同調付近でのネジの接触具合で大きく出力が変化したり、何度かネジを回している内に最初の特性に戻らない原因が推定出来ました。 ネジ代が少なく、ネジのガタツキにより接触具合が悪くなると思って今回長く取りました。また銅板では更に長くしました。 ところが、長くした物より、最初に作った物や、切替器直付けの物の方が変化は有るが最良でのロスは何度かネジを回しても変わらない。 これらはネジ代が短い。 この事からネジが穴の近い所に接触している方が良い(当然と思われますが・・・)様で、ネジ代が長くなるとバネでテンションを掛けても穴の近くの接触具合は変わらない。ネジを横から押しても特性が変わったりする事でも納得出来そう。 この事からネジ代を短くしてバネでテンションを掛けると良い様です。実験していても実感しました。ネジのロックが難しいが・・・ 最終的にはネジのロックも考えると導電接着材をネジに付けて固まる前に調整して固定する方法でしょうか? 接着剤が冷蔵庫で5年程眠っていますが使えるかな??
浅妻さんありがとうございました。
もう一つ見つけた事(判った事) 47Gの信号とイメージ信号のレベルを見た時今回はイメージ信号の方が3db程強かった。
MIX出力を直接見ても同じ様だった。 この状態はMIXとスペアナのMIXの結合具合で変化する様なので、試しにMIX出力のパイプに2mmのネジでスタブもどきを入れてみました。 信号レベルが最大に成る様に合わせるとイメージ信号が下がる。 結合具合で変わるので20センチ位空間を飛ばしてATTとしてみました。 この間隔でも状態は変わるがイメージ信号が落ちている事には変わりは無い
・・でした。 フイルターは切替器直付けの物のままで、アンプ+アンテナ出力をスペアナで見ました。
位置は前に測定した所付近なので、信号レベルは変わらないがイメージ信号は7.8db下がりこれで信号レベルよりイメージ信号は52.8db下がりました。
挿入損失から見るとフイルターを別にして各々の結合具合でロスの少ない所を選べば良いのですが、MIX部分が長く成ってANTへの取り付けが難しいので今回は見送りました。 深くは測定していませんが、フイルターなしの状態でもサンノイズや出力信号に差はなく、マッチィングの状態か出力はフイルターの有る方が僅かに多かった。
写真3枚添付(
MIXへのスタブと最終の信号とイメージ信号です)
堺市/日高郡 JA3CVF 森本 清
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MIXスタブ縮小 |
最終イメージ信号縮小 |
最終信号縮小 |
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