アンテナに取り付けパイロット信号の受信とスペアナで送信レベルを確認しながら放射器と切替器の結合を調整しました。
(1) MIXだけで受信 IC910外部メーター表示
ノイズレベル−115dbm、信号受信時−103dbm レベル差 12db ノイズを少し感じる。
(2) AMPを通して受信、結合具合を最良に調整 910 ATTをON
ノイズレベル −117.5dbm 信号受信時 −85dbm レベル差 32.5db ノーノイズ。
前回の実験では18db差だったので大きな差はなく、効果を再確認。元のMIXの性能が悪ければ当然の結果で
アンチパラレルMIXと比較すればその差は縮まるかも知れません。 (3) 逓倍出力を絞っている為に送信時の比較は出来ず。 (4) 結合具合を受信の最良点に合わせても送信レベルが下がる事は無かった様です。
(5) その他実験
*切替器と放射器の結合
放射器は内径4mm外形5mmのパイプに内径5mm、外形6mm 内径6mm、外形7mmのパイプをかぶせています。
切替器の出力は内径4mm、外形5mmのパイプに内径5mm、外形7mmのパイプをかぶせて
放射器とのジョイントは内径7mm、外形8mmのパイプで行っていました。 試しに切替器の出力の内径4mmパイプを取り払い内径5mm、外形7mmのパイプだけにして実験しました。 ・結果は4mmパイプ無しの方が受信、送信とも性能は良かった。 受信では1db強でしたが、送信レベルが11dbも改善した。 良すぎる気もするが・・・ ・この時の結合は写真でも判りますが、真っすぐ放射器と結合しているのではなく、傾いています。
何度か調整しましたが、この様な状態が最良でした。
元々前後に調整出来る様にボルトで固定する様にしていましたので、色々調整出来ました。 また、77G以上でも経験していますが、パイプは密着しなくて適当な異形空間が有った方が良いようでした。 邪道ですが色々試してみるのもアマチュアの良い所と思っています。 尚、(2)の受信結果はこの最良に調整した状態のものです。
写真添付
堺市 JA3CVF 森本 清
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