フイルターの特性測定途中で47G逓倍ダイオードが壊れてしまいました。 その後ダイオードを交換しチャレンジするも直ぐに壊れる。 沢山SPD221Pを昇天させた。 挿入損失を計っている時は壊れないが、離調時の特性を見ると壊れる事に気が付きました。 2G帯SGがデジタル用のジャンクで最大出力が-28dbmなのでMMICと1.9G帯携帯電話モジュールで100mW〜200mWにしてSPD221Pに加えています。 この1.9G帯モジュールは丁度2G付近から利得が下がって2048M当たりでは4db程低下していて、この出力を150mW程度で動作させていると1992M当たりでは400mW以上出てダイオードを壊して居た模様。 気が付くのが遅すぎた。 周波数を変える度に出力を合わせるのが面倒なので、先のアンプに簡単なALC回路を付けて周波数を変えても余り出力が変わらない様にしました。 手持ちの部品で試作しました。 出力ラインからダイオードで出力の増減を検出、FET(2SK30A)でレベル変換、NPN
TR(2SD880)で電流増幅してMMICの電圧を変えて利得を変えました。 簡単な回路ですが、それなりに動作しました。 検出回路のF特が問題で、色々試して決定しました。 良く使う、出力ラインにダイオードを沿わすだけの物は一番悪く、抵抗で分圧する方法でかなり良くなるがもう一息。 これに、リード線を追加してラインに沿わせて一番良い所に合わせました。 これで0.5db内の変動に成った様です。 写真 アンプ特性、ALC動作後の特性、回路図、全体の4枚
追記 前回報告の1.28G離れた減衰20dbはどうもダイオードが半分死んでいて出力が低下していた模様で、10db位の推定です。
今回色々実験途中で面白い現象を経験したのですが再現しません。 SPD221Pの死ぬ前の現象だったのか221Pの特性なのか。 221Pの手持ちが無くなって追試できていませんが、通常より47Gの出力が30db近くもアップしたのです。 他のダイオードでは同じ使い方をしてもこの現象は出ません。 使い方はチョット内緒
(^0^;;) もう少し色々なダイオードでの実験と221Pが入手出来れば確認し・・・再現したら報告します。
堺市/日高郡 JA3CVF
森本清
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