お早うございます
MWミーティング後も設定・調整していましたがやっと納得の数値まで到達しました
貼付は十字センターに星を置き10分経過後のスクリーンショットです
希望的な目標 短時間追跡精度0.01°未満はありそうです。
AZ/ELともにモータモーターへ
5640パルス/1°であたりが出ました
本来は5600のはずですが(詳細下記)・・・理由は考えます
*5600パルス数の説明
1)この数字5600は
1°動かすのに必要なパルス数です。
モーターが200step で1回転
(1ステップ1.8°200step
X1.8°=360°これは一般的数値です)
モータドライバーがマイクロステップ 8(1回転あたり1600パルス)
ギア比が
35(Slewdriveギヤ比) x 36(モータギヤ比) = 1260
1回転に必要なパルス数=(200 x 8 x 35 x
36)=2,016,000パルス
1°動かすパルス数=(200 x 8 x 35 x 36)/360 =
5600パルス
ステップ数による管理で、DCモータ等の様に1分間〇〇回転・・それを減速し
断続などの概念ではありません。
・スロースタート・ストップ、急速回転などもプログラムで組まれてあり止まる
べきところに確実に停止します
・極めて精密な所に止まらないのはギヤ同士のあそびで、このバックラッシュも
プログラムで4方向読み取り、自動的に「補正努力」を行っています
・星が見える条件下ではプログラムでガイドカメラが星を選定、天空の基準とし
タワー偏心など様々な理由によるDish方向のずれを瞬時に自動補正
・月面をモニタしながら追跡は臨場感満点、AZ/ELは数値としても画面に出ます
・Daytimeまたは曇天などで星が見えない場合でもバックラッシュ補正は記憶済
ガイド星なしでも精度は落ちますが0.1°未満の数値はテストで出ています。
・正確にスロー運転ができ、月が見えない環境下でもムーンノイズで月中央位置
を探る事が可能です
手前みそですが、アマチュアEME用としては従来にないトラッキング精度と
使用感のものが出来たと思います
寒い寒い外作業や炎天下の切断作業、重量物の移動設置など楽しい思いと共に達成感一杯、
また飲み過ぎそうです。
これでトラッキングシステムは完成として、47GHzEME用の
WG-SW変更やFeed廻り
の再整備に取りかかります。
De
JA1WQF 笠井