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中華製5GHz 4WPA 良い感じ!  JA1WQF 笠井三男  Apr/06/2018 

こんばんは
中華製5GHz PAがヤフオクで4,500円即決と安く出ていましたのでどんなもんか
購入し遊んでみました。

1)こんな感じ

パッケージを見ると何と430MHz, 900MHz, 1200MHz, 2,400MHz, 5,800MHzと
使えそうなバージョンもある様で、これはすごい!!  
本機カタログスペックは 5~6GHz12~16V 600mW(27.8dBm)入力 出力4.5W(36.5dBm)
(印加電圧はレギュレータがあり12V以上無意味です)
入出力コネクターが電話などと同じ、あまり馴染めない形で、
変換と交換コネクタがサービスで附属
 

2)ノーマルで使う

下左の様に約40mmX50mm コネクタ含まず、ファン付きでコネクタは取り替えるか
変換コネクタ使用です
このままノーマルでPowを入れてみました、
約12dB「ノーマルのゲイン」がある様で100mW程度の出力があるTRVを繋げば
丁度2W出力位になりそうです。
 


次の改造に行くには左上の黄色いブリキケース四隅の半田を吸い取り、
半田残りを慎重にカッターで切り外します。

3)簡単改造

その前に、1個目(2個買いました)中華色が出ていました、下写真の基盤取り付けビス
「上」をご覧下さい
ネジが違うでしょう!2mm(弱?)のビスがゆるゆるでケース内で外れていました。
(タップたて直しサイズ違い使用)
必ずビス類の締め付けを確認しましょう(基板は4穴ともねじ止め推奨)
また裏の放熱器冷却ファンのビスもあそびぎみしっかり対策します。

*改造は左の出力側コネクタを通常の付属SMAメスに変更(取りにくい、
ニッパでコ部分切断半田とり)
  基板痛めそうでしたので(面倒なのでHi)入力側はそのまま、
変換コネクタ使用にしました)
*丸印のアッテネーター抵抗の取り外し、直結(チップジャンパーが無ければ
適当な銅切れでOK)
*この改造は増幅度をUPする為で十分なドライブPOWがある場合不要です。

4)結果と測定

下の様に測定、黒いATTは10Wですけっこう暖かかくなります。 
ファン音は静かで私には気になりません



*入出力測定
0dBm以上は細かく見ましたので「直線性」無く見えますが、
実際は点線の様に飽和まで大体リニアで良い感じ
飽和点で 13dBm(20mW)入力
       36dBm(4W)出力
       1.21A(12V印加)入力電力14.5W 効率27.6% (但しFAN消費含む)

               
ゲイン 23dB
とATTを取り外して、予想以上の結果に驚きです!!

*PA 周波数特性
 意外や?6GHzあたりにゲインピークがありそうです、
勿論5760MHzで問題なく使用できます  
 (30dBm出力を表では0dBmにしてあります)

*高調波スプリアス
は30dBm(1W)出力時。 
5GHzから22GHzまで見てみました、高調波スプリアスは親機・TRV次第です

以上、本6㎝PAは今どき珍しい、良い買い物たったと言えるでしょう(今の所・・・?)
お遊びに、EME用等のSSPAドライバー段にお勧めいたします。


De JA1WQF 笠井