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<10.45GHz PLL-TRV特性とSSPA他各種測定 その2> JA1WQF Mar/05/2011
<10.45Ghz PLL‐TRV特性とSSPA他各種測定 その2>
 
 続きです。
各スペックを測定しましたので添付致します。
 
 取り敢えず26.5Ghzまで、これと言った大きなスプリアスは幸いに
見る事ができません。
 アマチュア機器、特にこのあたりの周端数は「見てはいけない分野」
なのかもしれませんが??
 (どなたかが仰ってました・・・私ではありませんよ!)
 
 とは言え当然スプリアスの基準があり、それに基づいた物を作りませんと
ハイパワー免許は頂けないので・・・ここにご開帳です。
 
5)SSPAを入れた10.45Ghz20Wフルパワーの「100Khzから26.5Ghzまで」のフルスパンです。
  らしきものはこの画面では見る事ができません。
 
6)センター10.45Ghz
  SPAN5Ghzにして う〜むいたぞ!! 何かいないのはかえって変!でも基本波比約−70dbレベル
 
7)1GhzSPANに拡大してアラ捜し
  下のものは10.095Ghz(基本波上下355Mhzあたり?何だろう、今日寝ながら考えます)
  でも画面の通りー71db・・・・まっいいか!!
 
  また基本波近辺の両サイド「双子山」も少々気になる所、これは−64dbほど・・・・
 これも帯域内と言うことで「基準を満たしている」←これでOKですかRUZ関崎さん????
 教えてください。(ただで)
 このほかにも数種類の条件でスペクトラムを撮りましたが、この画面の物が最大であとは「殆ど無し」
 でした(良かったよかった)
 
8)そして、昨日UPしました導波管ロス
 ◎この測定、実は検査にはあまり関係の無いと事ですが、今回私は「一番気になる」ところでした!!
 
  測定は下写真の様な「点滴型測定」ですので導波管切り替器は付けられませんでした。(重い)
 しかし、この部分は殆どロスは考えなくても良いようですので。
  点滴の上のパワーメーターをご覧下さい・・・・12.85dbm=42.85dbm(約19.5W at FEED)
 になります。
  SSPA基部での測定が43.37dbmでしたのでロスは0.6dbほどの計算です。
 測定誤差は当然あると思いますが、思いのほかの好結果に本日も「大満足」でした。
 
9)はたして10.45Ghz20Wの電波が月からエコーとして戻ってくるか
 
  当然回線設計などありますが、ここでは巷で言われている「3mDishと10Wでセルフエコーが取れる」
 ことわざから、大雑把に考えますと
  3mDishのゲイン47.3dbi   私の2.4mDishは45.4dbi  差は1.9dbiですが送受に関係して
 きますので、POW3db UPでも「ぎりぎり」と思われます。
  ただ諸外国に私の計画のものより小さい設備で楽しんでいる方もいらっしゃいます。
 相手が大きければ十分に交信は可能ですが、何とかセルフエコーは聞きたいな〜〜?!はたして。
   
JA1WQF 笠井三男