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PlutoSDRによる10240MHzにおけるSSBの2トーン送信信号の確認 de JA1SYK Jul/27/2018
みなさん
以前このMLで、SDRや変調機などデジタル(I/Q)変調出力の高調波(特に強い3倍波)の話題があり、OMさんたちからご教授をいただきました。
結論は、3倍波の変調の帯域は基本波の帯域(変調)と同じである、逓倍の関係ではない、でした。
このときは、DATV(DVB系、ISDB系)で確認されました。
http://www5.wind.ne.jp/ja1syk/pluto/5745M/10225MHz-TX.html

今回、gnuradioでSSBの2トーンが出せるようになったので、再度実験してみました。
基本波:PlutoSDRで3413MHzのSSBの2Tone信号(1000Hzと1575Hz)を送信する。gnuradioのフォローグラフは前回の5760MHzとおなじ、送信周波数のみ変更。
3倍波:基本波の3倍波 3413MHz x 3 = 10240MHz をスペアナで観測。

写真1:下段のgqrxの画面は基本波3413MHzのSSB
2tone信号の(ほぼリアルタイムな)モニターです、上段は10240MHzの観測画面です。
写真2:3倍波10240MHzのスペアナによる波形です。2つの柱の間隔は575Hzであり基本波とおなじ、逓倍されていません。

SDR送信機の3倍波は逓倍関係ではなくDATVと同様、SSBでも基本波と同じ変調波でした。
送信機能がある低価格なSDRデバイスPlutoSDRやHackRF,LimeSDRなどは、5GHz帯、10GHz帯のDATV、SSB、NFMなどをアップバータ無しで送信できることになります。
なぜ変調が逓倍関係にならないのか? どなたかご教授ください。

de ja1syk/松本 高崎市

10240M2tone_10G&3M

10240MHz_2tone
PlutoSDRによる10240MHzにおけるSSB信号の受信 de JA1SYK Aug/03/2018
みなさま

PutoSDRが送信する10240MHzのSSB信号を、10240MHz帯に改造したLNBで受信しました。
IFの1280MHzはSDR#で受信しました。以下はその録音です。
http://www5.wind.ne.jp/ja1syk/gnuradio/10G_ssb_rx.wav
PlutoSDRとLNB(tcxo)は1時間程度余熱しました。周波数は10hzの桁で若干補正しています。
SDRデバイスはマイクロ波で、DATVやSSB、NFMが送信できることが分かりました。
ただし、OSCの安定対策がなく、高次の高調波を使っているためC/Nはよくありません。
de ja1syk/松本

cf.なおPlutoSDRは以下で入手でそうです。在庫423個
https://www.mouser.jp/ProductDetail/Analog-Devices/ADALM-PLUTO?qs=%
2fha2pyFadugBs7qCbIrvVt%2f6Cjt9%2fHP9z9I5DJ2O60I3Wz8To6yC0w
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PlutoSDR単体による10240MHzの受信 de JA1SYK Aug/05/2018
みなさま
PlutoSDR単体で10240MHzが受信できています。
写真1:左側、PlutoSDRのRx端子に10GHz帯のフィードを直付け、gqrxで3413.3Mhz(10240MHzの1/3)を受信しています。
    右側のフィードはSGから10240MHz、CWを送信しています。(-35dBm)
写真2:gqrx(SDR#同等)で3413.3MHz、CWの受信画面、右下に800Hzのトーンが見えます。
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plutoSDRで基本波の3倍の送信と受信ができます。
これは、SDRデバイスのフロントエンドはハーモニックミキサーとして作動している、と考えればスッキリしますね。
送信時、基本波のほかに複数の基本波の高調波も出力されている。
受信時、基本波のほかに複数の基本波の高調波が検知できる。
しかも高調波の帯域は基本波と同じである。送受とも3倍波は強い、有望!
特に、SDRデバイス単体で、マイクロ波の10GHz帯が受信できるのはFBです。
Lo発振器とMixer(ダウンコンバーター)は不要、もちろんBPFは必須、LNAをつければVFBですね。
#SDRのマイクロ波での送受信に目処がついてきたので、QRV体制に移行します。
de ja1syk/松本 
LimeSDR-USBとLime-miniによる10240MHzの受信 de JA1SYK Aug/14/2018
みなさま
 PlutoSDRと同様に、LimeSDR-USBとLimeSDR-miniでも3413MHzで、3倍波の10240MHzが聞こえ(見え)ました。

 信号源はPlutoSDRのときと同様、SGの出力 -35dBmです。
 なお、TxとRxに使用しているフィードの反射は、10240MHzで-25dB以上に調整してあります。
de ja1syk/松本