DATVerのみなさま
DATV信号の3次高調波について調べてみました。
1 DATV
EXpressで47G、77GのIFである420MHzで送信するき、その信号を
MiniTiounerで受像すると、MERは15dB程度、パンダ目コンステになりました。
(添付1)
2 これは、3倍高調波に影響でした。(添付2)
2次高調波 840MHzは-59dBc程度ですが、3次高調波 1260MHzは-16dBc程度でした。
MiniTiounerは広帯域なので、3次の高調波1260MHzも受信してしまい、位相の関係で
パンダ目になると推測しました。 500MHzのLPFを挿入すると、MERは25dB以上、パンダ目は点になりました。
3 そこで、DATVの3次高調波はどんな特性なのか、調べてみたくなりました。 添付3は、DATV-Expressで
420MHzを送信したときの 420MHzのスアナ波形です。 添付4は、DATV-Expressで
1265MHzを送信したときの1265MHzのスアナ波形です。 添付5は、DATV-Expressで
420MHzを送信したときの、1260MHz(430MHzの3次
高調波)のスアナ波形です。 添付4と添付5はほとんど同じ波形をしています。 レベルの差は、前述のように-16dBc程度です。
4 MiniTiounerV2で、420MHzの3次高調波の信号を受像してみました。(添付6) #受信が1265MHzとなるよう、送信は1/3の421.666MHzとしました。 RF
Pw -59dBm、S/N MER
25dB、コンステも良好、映像はもちろんM5Dです。 受像結果は、源周波数の420MHzや1265MHzの信号の受像と同等です。
*考察 1 DATV信号は逓倍(3逓倍だけ?)しても帯域が広がらない。 (理由は? DATVの信号特性からしてそうなんだ、でいいのかな?) 2 3次高調波信号の受像は、源周波数の信号の受像と差はほとんどない。 (そうか、DATVの信号特性からすると、当たり前?!) 3 追試をお願いいたします。これが本当なら(当局は、知りませんでした)、 マイクロウエーブのDATVはとても有利になります。 4 森本さんが、DATVは逓倍しても映る、と仰っていたことを思い出します。
*実験機材と設定 1 送信 デバイス DATV
Express、ソフト Express
TX v1.25 2 受信 デバイス MiniTiounerV2、ソフト MiniTiounev0.7b 3 スペアナ R3272
4 DATVの設定 DVB-S, SR2000KS/s, QPSK, FEC 2/3
de ja1syk/松本 高崎市
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