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Windows版DATV送信用ソフトウエアの現状  de JA1SYK  Jul/13/2016

Windows版DATV送信用ソフトウエアの現状

みなさま

 Windows版DATV送信用ソフトウエアの現状について、情報の共有を目的に、
概要を整理しておきたいと思いました。
 ネタもとは、DATV-Express Projectのホームページ → Downloadsページの中程に
2種類提供されています。
http://www.datv-express.com/#Item2
 特徴は、2種類ともDatv-Express基板を使用し、Hauppaugeのハードウエアの
キャプチャーを使わない点、linaxOSでなくWinowsOSを使う点です。
これらのソフトは、PCのCPUでキャプチャーの処理をしています。

1 Express_DVB-S_Transmitter
 Download Express_DVB-S_Transmitter_v1.11 ZIP をダウンしてインストールします。
(ここでは、DVB-S-Txと略す)
 DVB-S-Txいついて、同ページの最上段にUSERS GUIDE、Download USER GUIDE
for Windows PDF (Draft04 for v1.11 beta) が提供されています。
 また、同ページのSOFTWARE READMEの2項目に、ソフトの記述者であるG4GUOが
詳しい説明を書いています。
 現在は、β版、V.1.11が提供されている段階です。DVB-S-Txは、
このソフト単独DATVの送信ができます。
 #トラブル
 Video formatの選択リストが表示されない現象が報告されています。
 当局もWin7ノートでは同様な現状がありましたが、PIPO(Win10)では動作しています。
(写真貼付)
  注意点は、Logitecのドライバーをインストールし、デバイスマネージャー で最新版に更新、
WebCamを単独で動作させ、あらかじめ解像度などDVB-S-Txと同じにセットしておく、
 その後にDVB-S-Txを作動させる。設定変更後はSAVEしてRebootする。

2 EXPERIMENTAL DatvExpress-Utils SOFTWARE
  Download DATV-Express-Utils_v1.2 ZIPをダウンしてインストールします。
(ここでは、DATV-Utiと略す)
 これは、上のDVB-S-Txに至るまでの実験的な位置付けのソフトようです。
 このパッケージには、2-1 ServerApp と 2-2 SdrApp の2つのソフトが含まれています。
 2-1 ServerApp
  DATVの送信用ソフトです。長澤さん(JH1PEF)が紹介したMenyCanというソフトを
併用すると、字幕など多様なイフェクトが可能です。設定や操作は若干面倒・複雑ですが、
安定・多機能に動作しています。
 2-2 SdrApp
  DATV-EXpress基板で、FMとSSBを送信するソフトです。DATVの送信機がオールモードに
なります。1280MHzで変調音確認したところ、実用になると思われました。
これと、受信用のSDRを使えば送受PCで可能になります。

3 PIPOでのCPU使用率
 同一PCで、Express_DVB-S_Transmitterで送信し、USB Mini Tunerで受信してみました。
送信時モニターの実験です。(写真貼付)
 CPU利用率は95%程度、100%になることもあります、
 TX Queueはほとんど0に留まっていますので、パケットのヌケは少ないと思われます。
PIPOでめいっぱい、ぎりぎりセーフというところでしょうか。
 
 DATV-EXpress基板をお持ちの方は、ダウンするのみ(WebCamは必要)ですので、
是非お試し下さい。

de ja1syk/松本/高崎市