Windows版DATV送信用ソフトウエアの現状
みなさま
Windows版DATV送信用ソフトウエアの現状について、情報の共有を目的に、
概要を整理しておきたいと思いました。
ネタもとは、DATV-Express Projectのホームページ → Downloadsページの中程に
2種類提供されています。
http://www.datv-express.com/#Item2
特徴は、2種類ともDatv-Express基板を使用し、Hauppaugeのハードウエアの
キャプチャーを使わない点、linaxOSでなくWinowsOSを使う点です。
これらのソフトは、PCのCPUでキャプチャーの処理をしています。
1 Express_DVB-S_Transmitter
Download Express_DVB-S_Transmitter_v1.11 ZIP をダウンしてインストールします。
(ここでは、DVB-S-Txと略す)
DVB-S-Txいついて、同ページの最上段にUSERS GUIDE、Download USER GUIDE
for Windows PDF (Draft04 for v1.11 beta) が提供されています。
また、同ページのSOFTWARE READMEの2項目に、ソフトの記述者であるG4GUOが
詳しい説明を書いています。
現在は、β版、V.1.11が提供されている段階です。DVB-S-Txは、
このソフト単独DATVの送信ができます。
#トラブル
Video formatの選択リストが表示されない現象が報告されています。
当局もWin7ノートでは同様な現状がありましたが、PIPO(Win10)では動作しています。
(写真貼付)
注意点は、Logitecのドライバーをインストールし、デバイスマネージャー で最新版に更新、
WebCamを単独で動作させ、あらかじめ解像度などDVB-S-Txと同じにセットしておく、
その後にDVB-S-Txを作動させる。設定変更後はSAVEしてRebootする。
2 EXPERIMENTAL DatvExpress-Utils SOFTWARE
Download DATV-Express-Utils_v1.2 ZIPをダウンしてインストールします。
(ここでは、DATV-Utiと略す)
これは、上のDVB-S-Txに至るまでの実験的な位置付けのソフトようです。
このパッケージには、2-1 ServerApp と 2-2 SdrApp の2つのソフトが含まれています。
2-1 ServerApp
DATVの送信用ソフトです。長澤さん(JH1PEF)が紹介したMenyCanというソフトを
併用すると、字幕など多様なイフェクトが可能です。設定や操作は若干面倒・複雑ですが、
安定・多機能に動作しています。
2-2 SdrApp
DATV-EXpress基板で、FMとSSBを送信するソフトです。DATVの送信機がオールモードに
なります。1280MHzで変調音確認したところ、実用になると思われました。
これと、受信用のSDRを使えば送受PCで可能になります。
3 PIPOでのCPU使用率
同一PCで、Express_DVB-S_Transmitterで送信し、USB Mini Tunerで受信してみました。
送信時モニターの実験です。(写真貼付)
CPU利用率は95%程度、100%になることもあります、
TX Queueはほとんど0に留まっていますので、パケットのヌケは少ないと思われます。
PIPOでめいっぱい、ぎりぎりセーフというところでしょうか。
DATV-EXpress基板をお持ちの方は、ダウンするのみ(WebCamは必要)ですので、
是非お試し下さい。
de ja1syk/松本/高崎市
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