********* 5GHz帯超低ノイズ増幅器 2×2mm表面実装タイプ ********
2017年10月15日 JA0DFR
5GHz帯のMMIC(QPL9503/@580)を入手し、プリアンプとして試作製作しました。
ケースは、セブロン電子製1.2GHz帯用のプリアンプ用を使い、基板は1.2GHz帯
プリアンプ基板(ガラエポ0.5t)のパターンを修正しながら取り付けたセットと、
自前のテフロン基板(0.4t)で、いつものアイロン転写の自作品の2セットを試作しました。
現在の5GHz帯(IF親機:1200MHz帯)トランスバーターの
利得:+19.63dB、NF:2.14dB が このLNAを付けると
①自作テフロン基板(0.4t):利得:+38.12dB NF:1.45dB (51.5mA)
②1.2GHz修正基板(ガラエポ0.5t):利得:+38.60dB NF:2.07dB (61.7mA)
のデータが取れました。
最大パワーレベルは、自作基板の方が、+15dBmぐらいで飽和気味でしたが。
スルーホール等がしっかり出来ている1.2GHz帯基板(修正)が+19dBmと高出力を得ました。
電源は、単電源の+5vですので78L05を基板に付けた状態で、貫通コンを利用して
ケース側面に取り付けました。
このサイズで、利得+18~+20dBぐらい取れましたので、昔のストリップラインで作った
2段アンプ(HEMT)の性能かも知れません。最近のアンプは小型になり、電源系、
利得、NF等が良くなり、使い勝手が良いです。
周波数帯域は3GHz~6GHzが規格ですが、フラットの所は5300MHz~5800MHzでした。
試しに1280MHzで:利得:+19.64dB、NF:0.61dB。
435MHzで利得:+24.07dB、NF:測定不可。
JA0DFR 浅妻 久和 新潟市 |