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***** 1100MHz帯 4チャンネル PLL-Pic OSC ***** 2016年11月26日
JA0DFR
1200MHz帯トランスバーターに使う局発、1100MHz帯局発部
又4逓倍器を付け4480MHzの局発としての PLL-Pic発振器を製作しました。 誰でも組み立てさえすれば動作する事を目的としました。 ********************************************************
構想 (発振部:VCO、PLLの回路、PICのソフト、再現性、無調整) @ IF親機周波数
145.00MHzとした時、 局発周波数 RF 周波数 1チャンネル:
1120MHz 2チャンネル: 1135MHz ・・・・・・・・ 1280MHz 3チャンネル: 1150MHz
・・・・・・・・ 1295MHz 4チャンネル: 1151MHz ・・・・・・・・ 1296MHz
4チャンネル(ロータリー切り替えSW付)対応 A5G、10GHz帯T/R局発兼用・・(1120MHz×4逓倍器必要:4480MHz) 1120MHzのみ場合は、ロータリーSWは要りません。 BPic:PIC12F629(DIP8ピン・ICソケット使用、周波数の書き換え可能) CPLLの回路、PICのソフト
・・・・・ JH1GYE局(新井さん)依頼 Dwait時間 : 100msec〜 90msecで立ち上がり E基板サイズ:60mm×40mm
以内 F電源:+8〜15v 100mA
以内 G局発出力レベル:+10dBm± Hアルミケースは、リサイクル品蓋無し。又はセブロン電子製。 ******************************************************* 主要パーツ @VCO:(セブロン電子さん) サイズ:7.0×9.0×2.5t
mm・電圧:+5v、
電流:20.4mA・出力:+4.2dBm 改造前:1013MHz〜1107MHz(0.5p〜4PでF:1320MHzぐらいまで可能) 改造後:1098MHz〜1162MHz(0v〜+5.0v:1ヶ所
3.5pチップコン交換) A出力段:MMIC 1個 ERA-1SM又はGALI-3+ BPLLシンセサイザー:MB15E07SL(Chip One
Stop,Inc.) CPic IC:PIC12F629(秋月電子さん) D基準:10.00MHz(TCXO)
TG-5021CE(秋月電子さん) E基板:60×24×0.5tガラエポ両面基板(セブロン電子さん) (基板パターン指導:JA3UMZ局) Fバンド切り替え:ロータリーSW
2回路4接点(秋月電子さん) Gアルミケース外寸:66×33×13H(セブロン電子さん) H他、C、R、等 *******************************************************
パーツを回路図(配置図)通りに半田付けしますと、無調整でPLL-PicOSC器は
動作します。(ロックランプLEDが点灯します)周波数変動も
ドレーク(改)局発よりも、電源ON、90msecでロックがかかり安定に出力しました。 ****************************************************** 今後の改良点 @出力の1100MHz帯の逓倍高調波が、等間隔に出ています。
‐10dBc(2200MHz帯)〜〜 終段にLPF 又はBPFを入れて落とす事が出来ると思います。
今回は、基板にスペースがありませんでしたので今後の改良点とします。
A10Hz等の周波数変動があります。10MHz外部基準端子を設けて精度アップに
つなげたいと思います。(GPS等)
B今回のアルミケースの底厚(3m)が薄かったため、次回からは5mm厚にし、
平置き対応にします。(もしくは2mm厚スペーサー必要) 今回のセットは横立ての取り付けです。(画像横タイプ) ****************************************************** 今回のPLL-Pic局発を製作に当たり、色々とJH1GYE局(新井氏)から
回路設計、PIC書き込み、PLLシンセサイザー、及びパーツの選定のご指導を受け、
又各局からの多大なアドバイスを頂き大変ありがたく思っております。
ここ西新潟クラブHPをお借りして、お礼申し上げます。
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