増田 です、
しばらく休んでいたミリ波の製作に戻り249GHzの逓倍器を作っていました、
83GHzで300mWのアンプが出来ているので、
バラクタによる3逓倍器で4種類作りましたが、どれもうまくドライブがかからず、
出力もわずかしか出てきませんでした。
83GHzになるとバラクタは難しいようです。
バラクタは諦めてショットキーDi方式で作り直しをし かなり良い値になりました。
これまではダイオードをハンダで固定していたのですが、フラックスによる汚れが残るので、
ミリ波では損失になると考えて導電接着材で固定しました、
ショトキーDiは極小さいので、300mWも入れると壊れると思い
ATTを入れてレベルを調整しましたが、
ATTを0dBとしてもダイオードは壊れませんでした、
83GHzでは整合が悪いので反射が大きいのだと思われます。
249GHzの信号は自作の外部MIXで測定して-40dBmの表示でした、
この外部MIXの変換損失は不明だったのですが、
OML製の220GHz -10dBm出力の信号源で確認したところ
-45dBmの表示で、変換損失は35dB程度と推測されます。
この結果から249GHzの出力は-5dBmになりショットキーDiとしてはかなり良い値です
私のスペアナR3273は内部のIFアンプで29dB増幅されているので、
MIXの実変換損失は64dBになります
de JA8CMY 増田 札幌市厚別区
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