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47GHz LNAのNF測定 de JA8CMY Dec/24/2015
GHz LNAのNFを測定してみました JA8CMY 増田幸雄
マイクロ波ミーティングで展示した47GHzLNAは入出力が前後型でしたが、
回転型の要望があり、回転型も制作してみました。
当初は簡単な構造で考えていたのですが、損失を少なくするため
2分割組み合わせで制作しました。
ケース加工は結構面倒ですが、CNCフライスの場合は、
横で見ているだけなので、少々足が疲れるだけです。
回転型の場合入出力のフランジの関係から、基板の50Ωラインが長くなり
利得が低下してしまいます。
ボンディングマシンの不調から、ボンディングを失敗して
MMICを交換したため、入力側のボンディングワイヤーが
わずかですが長くなってしまいました。
この影響でNFも悪くなったようです。
LNAが2台になったのでNF測定ができるようになり、早速測定してみました。
ノイズソースは数年前、24GHzのLNA制作でNFにはまっていた時にebayで
入手した33GHz?50GHzの導波管型を使いました。
測定結果は回転型がNF4.9dB、入出力前後型が3.9dBでした。
MMICのデータシートでは47GHzは4dB付近なので、
前後型はかなり良い性能ですが、ノイズソースとの整合等を考えると
実力はもう少し悪い値と想定されます。
47GのNF測定が可能になり長年の目標を1つクリアーしました。
増田 幸雄
札幌市厚別区