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サブミリ波の実験(664GHz、747GHz)  de JA8CMY Apr/26/2014

664GHz、747GHzの実験結果 JA8CMY 増田幸雄


バラクタによるMIX方式は結構良い結果が得られたので、次の取り組みとして、

サブミリ波での実験に向け準備を進めておりました。

SOLILOCKの設定が3CH余っていたので、

664GHz、747GHz、830GHzを設定しました。

664GHzと747GHzは屋内のフイードホン対向30cmで送受信ができましたが、

さすが830GHzは無理で、数cmが限界です。

今日は天気が良かったので今年初めての屋外実験を行いました。

664GHzは100mの距離でMIX出力レベル換算値-130dBm、

747GHzは50mの距離でMIX出力レベル換算値-140dBmで受信できました。

747GHzはアンテナの指向性が鋭く方向合わせがかなり微妙でした。

664GHz以下の周波数と、747GHzでは給電の焦点位置が異なる問題もあり、

アンテナの調整がより難しくなりそうです。

830GHzは50mでは信号を確認できませんでした。

逓倍器、MIXの性能限界のようです。

受信MIXを送信逓倍器として動作させた場合、

415GHz以上の周波数ではバラクタと同等か、やや良い結果が得られました。

ショットキーダイオードによる送受共用方式が使えます。

この場合、バックショートの最良位置が逓倍動作の場合と、受信MIXの場合で

若干異なるようです。

さらに改良を加えて実験を進めたいと考えています。



増田 幸雄
札幌市厚別区


664GHz_100m

747GHz_50m