| 
        
          
              | 249GHzバラクタ逓倍MIX方式  JA8CMY 増田 幸雄
 
 バラクタを使った逓倍方式ではCWとFMモードしか使えない問題がありました。
 以前から構想を練っていた、ミリ波、サブミリ波帯でのオールモード化として、
 249GHzを、逓倍MIX方式に改良しました。
 これにより、249GHzもトランスバータと呼べる構成になります。
 
 逓倍方式の方が出力が大きいので、逓倍方式はそのまま残し、
 MIX方式用の受信LO周波数を6波追加して、
 249GHz~664GHzまで逓倍方式送受信、MIX方式送受信ができる様になりました。
 受信IFはすべて456.96MHzに設定し、送信IFは438.96MHzとしています。
 周波数増設用に勝間さん製作のSorilock基板を1枚追加しました。
 664GHzでは信号が弱く無理でしたが、581GHzまでSSBで受信できました。
 
 
 気になるMIX方式での出力ですが、逓倍波に比較し4~5dBダウンと
 小さい値です。バラクタダイオードはショットキーダイオードに比較して
 出力が大きく、MIX損失も小さいことから送信用として大変優位です。
 添付写真は逓倍波形と、MIXした波形で、スパーン1GHz、5dBスケールです。
 
 LOW側の出力が大きいのでこちらを受信するように周波数を設定しています。
 送信IFが430MHz帯以下であれば
 UP側信号も249GHzのアマチュアバンド内に収まります。
 その他の信号はハーモニックMIXのイメージです。
 
 
 
 増田 幸雄
 札幌市厚別区
 
 
 |  
              | 
                
    
      
        |  MIX波
 |  逓倍波
 |  |  |