ミリ波の通信実験報告 JA8CMY 増田
昨年から取り組んできました249GHz改良機が2台完成したので
自宅前での実験を行いました。
距離12mですが、518GHzの周波数まで受信できました。
送信逓倍器と、と受信MIXを給電部に配置し、微動台で移動調整する
方式としています。
送信は41.5GHz 300mW を6逓倍して推定出力1mW、
受信LOは41.5GHz 300mWを2逓倍し83GHz 20mWで
バランスMIXを駆動しています。
源発振には10.4GHz帯のDROを勝間さん製作のSOLILOCK
でPLLロックしています。
高調波を利用した、300GHzを超える周波数での実験を目的に
受信LOを切り替えて332GHz、415GHz、498GHz、518GHzを
同じIF周波数の456.96MHzに変換しFT-817で受信しています。
249GHzは当然ですが強力に受信されました。
332GHz、415GHz、498GHzもかなり強く受信され、
おまけとして、駄目元で付加した14倍波の518GHzも予想外に強く、
S8ぐらいでした。 数十mは可能な感じです。
基準発振器としてルビジュームOSCを実装しているので、
周波数は安定で、518GHzでもピッタリの周波数で受信できます。
冬になるまでまだ時間がありますので、距離を伸ばして実験を進め
たいと考えております。
増田 幸雄
札幌市厚別区
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