JA8CMY 増田です
249GHzに使用するDRVアンプを製作しました。 41.5GHz出力の2逓倍増幅器で、2逓倍にUMSのCHX1162 出力増幅にはAvagoのAMMP−6442を使いました。
20.75GHzの−2dBm入力で41.5GHのz出力+28dBm程で飽和しました。 40GHz帯の正確な導波管ATTが無いので30GHz帯のクロスカプラーを使い、
41.5GHzでの結合量を校正して測定しましたので誤差があると思います。
ICのデータシートでは41.5GHz付近の飽和出力は+28dBmですので、正しいとすると、
ほぼスペックどおりの値でした。
0.124mm厚のテフロン基板を使い、裏面に0.5mm厚の銅板を敷き、補強しています。 出力ICには+5Vで1.2A程流れますので、ICの放熱対策が重要です。
自作基板ではスルーホールが作れませんので、銅板を埋め込み放熱させています。
周波数が高く、接続点やパターン誤差による反射や放射により発振するので
電波吸収体をケース内に張り抑えました。
送信用のDRVアンプ、受信LOのDRVアンプとして使うため同じものを2台作り、特性はほぼ同じです。
この増幅器を使い249Gの6逓倍器をDRVしたのですが、 POWが大きすぎてバラクタダイオードが壊れてしまいました。 基板実装では、ダイオード2個で200mW程度が入力限界のようです。
6逓倍器の構造を変更してダイオードの放熱ができるようにする必要がでてきました。
増田 幸雄
札幌市厚別区
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