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24GHzトランスバーター試作   2011/03/02 ja6bls 瀧本 和美
24GHzトランスバーター試作        2011 / 03 / 02   ja6bls  瀧本 和美


24Ghz送信機コンバーター製作に気を良くし、24GHzのトランスバーターを製作しました。
前回製作の送信コンバーターと同じく、1/4λの結合回路を使用しFETは全てNE3210−01S
で構成しています、ローカル発振機にPLL制御の2274.4MHzで17dBm(50mw)を
5逓倍機に入力し、11.372GHzを約17dBm(50mw)出力しています
1280MHzを13dBm(20mw)で、24.024GHzの最大出力13dBm(20mw)が
出ます、送・受信共ミキサーの調整か微妙で、初めに送信ミキサーの調整をして、最高出力
にLO分岐点にスタブを張り付け、受信ミキサーの調整時は、LOの注入量をストリップライン
に添わせた「約5mm長のエナメル線」で最高感度に調整します。

キャリコン+電源部も変更しました、10GHz・24GHzのハイパワー化が簡単になり
送信へ切替時は、一時無負荷送信に成ります、とくに前回発表した、導波管切替器
を使用すると、切替時間がリレーに比べ長くなり、パワーアンプへの悪影響が気に成ります
今回の変更は
  受信から送信へ切替     アンテナ切替終了後送信部へ電源投入
  送信から受信へ切替     送信部の電源を切り、アンテナの切替、受信部へ給電
と送・受切替を時間差を設けました、時間差設定に、PIC12F629 8Pinのマイコンを使い
RF入力も、ダイオードー整流ご12F629の入力Pinへ入力しています、RF入力は
10dBm〜20dBmと差が大きく、RF整流後2.7vの定電圧ダイオードで12F629へ
入れています、又ハイパワー・アンプへの電源供給も同時です。

前回の送信部と同じく、ROGERS社の RO4003C 0.4mmの基板を使用しました
PPO基板と同じように硬く、スルーホール作業も楽に出来ます、又今回から基板に感光材を
塗り方と乾燥方法を変更しました、感光材を均一に塗れるように、モーターに吸盤を付け
吸盤に基板付け、回転すると、感光材を均一に塗れ又乾燥も同時に出来ます、之により

24GHz基板の1/4λの結合回路・ストリップラインの0.2mmの給電線を再現出来ました。

        24GHzトランスバーターの構成は送・受信共6個のNE3210S−01です

        送信出力         24.024GHz   13dBm(20mw)

        5逓倍出力        11.372Ghz   17dBm(50mw)

        PLL発信器        2274.4MHz  17dBm(50mw)