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広帯域LNAと高ゲインパワーアンプの実験 de 7L1WQG Apr/09/2014
その1:電源重畳式の広帯域LNA
DVB-Sの受信機の重畳電源を利用したLNAです。
MMICモジュールを使用して製作しています。
消費電流は50mA程度なのでかなり同軸を長くしても問題なさそうです。
周波数は1~3GHzで1.2GHz帯で利得34dB程度、NFは0.8程度
2.4GHz帯で利得24dB、NFは1程度です。
TT S2-3200でTUTIOUNE3200で動作させたところ、中々好調に動作しました。
電源電圧は7V~16Vです。
その2:高ゲインパワーアンプ
いままでPW-M12DXでアンプしていましたが、もうひとつゲインが少ないので、
高ゲインアンプを製作しました。
1mW入力で1.5W以上の出力があります。(CWモード)
DATVではGAIN-10の設定で、私の送信基板では1Wの出力が得られました。
S/N(トップから2段目の肩まで)は30dB以上は有ると思います。
0.5W出力ではS/N:40dBは取れます。
スプリアスですが、高調波は2倍が有るのですが、1W出力時にその値は約1uWでしたので、
新電波法でも十分に余裕がある値でした。
(確か出力1W以下の場合はスプリアス強度は50uW以下と思いました)
DC8V以上で0.9A程度必要です。
どちらも材料の関係で1台しか製作できませんでしたので、試作としてお持ちします。
もし当日宜しければ、PC受信機の「TUTIOUNE3200」で受信実験をしたいと思いますので、
何方かDATV送信機(1.2GHz帯)1式を持ってきて頂ければと思います。
「TUTIOUNE3200」はジャンクのPCにTT S2-3200を組み込んでいます。
うまく行けば、今回のLNAの実験も出来ると思います。
(TT S2-3200もジャンク品です)
宜しくお願いします。
ミーティングまでには少し測定データを用意しておきます。
7L1WQG 荒井義浩
7L1WQGのブログ:http://7l1wqg.jp/