いつも移動実験でお世話になっている「マイクロウェーブ大分」の各局と
4月9日(日)に24GHz−ATV実験を行いました。
 JA6LXRさんより[YQP−ML 2210]で大分側の様子が書かれていましたので、愛媛側の様子を掲載します。
 大分各局はいつもの「妙音山」にJA6LXR他5局が、愛媛は当局JA5GYUが1局で北条市「高縄山」海抜905mの地点に移動しました。

 自宅から、移動地までの道沿いでは桜の花が満開で「花見」に絶好の日和でした。 
でも、移動地は、海抜が高いせいか、まだ桜は開花していませんし、他の木々も新芽も出ておらず殺風景な感じでした。
 8時半に24GHzで実験を開始しました。
 まず、FMモードで難なく59+で各局と交信が成立し、すぐにATVに移行しました。
 さすがに154Kmの距離ではATVの電波は微弱になります。
信号は捕らえているのですが、簡単には、映像復調ができませんでした。
 アンテナの方向調整を幾度となく繰り返しました。 一時は、方向を見失ってしまい、FMモードに戻って調整をやり直しました。
 しばらくして気が付いたのですが、強烈なQSBが発生していたのです。
信号を見失ったり、アンテナの方向調整が難しい理由がわかりました。
 やっとのことで、信号の最良点をみつけましたので、今度はアンテナを固定してM5Cになるのを時間をかけて待つことにしました。
 10時30分ごろ、ついに双方M5Cで受信ができるようになり、すばやく画像の交換を行いました。
 録画した画像を後で見てみると、カラーと白黒の画面が頻繁に入れ替わって写っていました。
  一時は、今日はだめかと思ったりもしました。
 数十mWのパワーでは、回線設計上でもATVは150Km付近が限界のようです。
これ以上距離をのばすには、200mWくらいのパワーがほしいところです。
 引き続いて10.1GHzのATVも行いましたが、こちらはいとも簡単にM5Cで繋がりました。
 モニターには、妙音山の桜と各局の元気な姿、および洗練されたマイクロの設備が鮮明に飛び込んできました。
 ATVは、ほんとうに楽しいですね。

  JA5GYU    近藤 恒幸
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