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77GHz トランスバータ整備  de JA1OGZ Oct/16/2016


以前から気になっていた、77GHzの送受のスプリアスを低減するために基本発振の
2274MHzをXTAL逓倍から「ぴるる」PLL832Eと交換しました。
使っていたXtal逓倍では、BPFでは取り除けない2274MHzの近傍に10MHzのRefや原発振
の56.85MHzの3分周などがその後の逓倍のたび増加してきました。
直接送受には関係ないもののスペアナで見ると、送信および受信IFには顕著に見えてきています。
昨今の新スプリアスでは-13dBm以下ですが、意外と厄介者です。

添付
77.75GHz送信波形は左がXTAL逓倍で2274MHzを作っています。
右側がHMC832でVCO,PLLです。

IF 434MHzの波形です。
 XTALの逓倍やPLLを調整によってよくなるかも知れませんが、77Gともなると逓倍が
格段に多くなりますので、逓倍によって子供や、孫がついて回ってきます。
受信時のサンノイス測定も可能となりました。
2274MHzがIFにも入ってきていますが、IF AmpにSAW FILETR付LNAが簡単に安価に手に
入りますので問題はありません。

波形を見ても、すっきりしたことがわかると思います。
なお、77GでのC/Nも10kHz で10dB改善し -80dBc/Hzでした。

これからミリ波の季節もよくなりますので、移動運用を楽しみたいと思います。
皆さまお相手をお願いいたします。


DE JA1OGZ 金子