以前から気になっていた、77GHzの送受のスプリアスを低減するために基本発振の 2274MHzをXTAL逓倍から「ぴるる」PLL832Eと交換しました。 使っていたXtal逓倍では、BPFでは取り除けない2274MHzの近傍に10MHzのRefや原発振
の56.85MHzの3分周などがその後の逓倍のたび増加してきました。
直接送受には関係ないもののスペアナで見ると、送信および受信IFには顕著に見えてきています。
昨今の新スプリアスでは-13dBm以下ですが、意外と厄介者です。
添付
77.75GHz送信波形は左がXTAL逓倍で2274MHzを作っています。
右側がHMC832でVCO,PLLです。
IF
434MHzの波形です。 XTALの逓倍やPLLを調整によってよくなるかも知れませんが、77Gともなると逓倍が
格段に多くなりますので、逓倍によって子供や、孫がついて回ってきます。
受信時のサンノイス測定も可能となりました。 2274MHzがIFにも入ってきていますが、IF
AmpにSAW
FILETR付LNAが簡単に安価に手に 入りますので問題はありません。
波形を見ても、すっきりしたことがわかると思います。 なお、77GでのC/Nも10kHz
で10dB改善し
-80dBc/Hzでした。
これからミリ波の季節もよくなりますので、移動運用を楽しみたいと思います。 皆さまお相手をお願いいたします。
DE
JA1OGZ 金子 |
|
|