5G FHD-ATVの周波数関係についてですが、コンバーション関係において
「MHz 以下の周波数 ( 1/7シフト)」 は細かく計算しません。
例えば、細かく言えば 53CH は 713.142857 ですが、送信の際 単に5032.0MHz をプラスして
745.142857MHz で送信しています。
(但し 私は単純に 「5745 MHz 送信」 と言っています)
* 送信:
713.142857 + 5032.0MHz = 5745.142857MHzになります。
(HV-320J変調器は上記の様に細かく出せません。以下省略)
受信も同じ5032.0MHzの局発ですので 5745.142MHz を受信した場合 713.142MHzに
変換されますので、 簡単に受信できます。
* 受信: 5745.142MHz - 5032.0MHz
= 713.142MHzで出力
そんな訳で 面倒な 1/7 シフト(0.1428571)は考えない方が楽です。
さて 受信だけの場合、今皆さんがお使いの 5G TRVが生かせます。
4480.0M局発TRVの出力の場合 FHD-ATV波は1265.142M 辺り のIFに出て来ますね。
そこに 例えば 552.0MHz をMIXすれば 713.142MHz が出ますのでそれを STBに
入力すれば ハイ受信OKです!
受信Chに合わせて変換周波数を選択する事ができる為、概ね500MHz~1GHz程度の局発
(SGでOK)があればOKですので、この程度なら自宅で簡単に受信実験が可能と思われます。
なお一人で送受信テストの場合は近くで変調器の漏れを拾う可能性がありますので、
あえてテスト受信機は 1CH ずらして 「5026.0MHz 」を加えて変換後の周波数を
719.142MHz (54CH) として受信しています。
(実際は2G局発機で、2513.0MHzを入力し
×2 としてます)
よって受信機では 54Chになるはずなのですが、例の中華STBでは更に1CHずれて表示しますので、
55Ch となってしまう点に注意が必要です。
またコンバーターのローカルFの漏れ等は、TV放送スペクトラムを見て頂ければ判りますが、
目的CHの脇にも多数CHの強力な波がズラリと並んでおりそれでも問題なく
目的CHを受信する事から見れば、ローカルの漏れ等の不要波なんかは問題とならないと考えます。
よってBPFは無くとも問題は出ないとも思いますが、+側の周波数をカットするLPF程度が
あれば良いかなと思います。
770MのLPF等が無い場合は、地デジ用ブースターアンプが使えます!
これらUHFブースターアンプにはLPFが入っておりますし、ミキサーロスの解消にと、
一挙両得になりますので、一度お試しください。
(信州ミーティングでもジャンケン大会等に出すのはこの為です!)
注意点
*75Ωは無視、またATTは抜きゲイン最大に設定して下さい(機種による)
ブースター入力は 概ね-43dBm 以下に抑えてください。(飽和予防)
TV STB入力も概ね-30dBm(83dBμ/V:EMF)
以下にしてください。
** 過大入力の場合も映りません!
レベルオーバーの場合、STB入力前等でATTにて調整必要。
この様に現用設備+①ローカル発信機+②ミキサー+③中華STB
で
フルハイビジョン-ATVが受信できてしまいます(録画までOK)。
そのうち中華STBが無くても「フルハイビジョンATV」が受像できる様にする展望もありますが、
中華STBは簡単録画機能があり将来的にも使える
物かと思いますので、1台は有っても損は無いかと思います。
参考に
STB①
(地デジ放送は1segのみ受信可)
https://www.ebay.com/itm/361304361175?ViewItem=&item=361304361175(欲しいが、入手困難と言う方は個別にご連絡ください)
STB②
(高いが地デジ放送もmini B-CASカードがあれば受信可)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/f-innovation/dtv01.html?sc_i=shp_pc_search_
itemlist_shsr_title#ItemInfo
この②は日本のFHD-ATVの他 地デジ放送も受信でき、
その上USBデバイスに簡単録画再生等までできてしまう為、FHD-ATVでも「それ以外!?」でも
活用できてしまう物です。(*遵法利用を!!)
またTRV等でのコンバーションのお勉強にも如何でしょうか?
DE JA0RUZ/ 関崎 長野市