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CS受信基板利用10Gトランスバーター  de JA3CVF  森本 清 Mar/23/2017

残っていた受信用に改造しました。
元が12G帯なのでBPF他のトリミングで簡単に改造出来ました。
NFは判りませんが変換ゲインは30db以上取れました。
BPFトリミング時MIXのMMICが繋がっているとインピーダンスが低いのか
ピークが取り辛くパターンをカットして調整しました。
前にも書きましたが元々MIXのMMICは発振回路兼用なので発振し易い様です。
MMICに電波吸収ゴムを貼ると大抵止まりますが今回も発振したので入力を細い線で
アースに落としました。
この辺はケースに組み込んだ時変わることも考えられ状況に応じて対策をする必要が
出てくるかも知れません。
LOの送受切り替えにリレーを使いたくなかったので平行して取り出せないか試しました。
送受信とも0dbm以上取れれば多少出力に影響が有っても実用的には問題ない様です。
今回使わないFET回路のFETを逆に取り付け入力は8mm位の線でカップリングしました。
コンデンサーで繋ぐと2逓倍信号が強く出ました。
受信用にはBPFが入らないので逓倍信号が沢山出て来ますが送信出力との兼ね合いの
カップリング調整でそこそこの信号に成りました。
このFETのゲートバイアスは0Vで使いましたがVRで調整した方が良いかも知れません。
ドレイン電圧は3.3Vで40mA位流れています。
何故かカップリング追加してから逓倍FETが不安定になったので発振防止にゴムを
付けました。
今回受信用に改造した基板は裏面のパターン用スルーホール不良でジャンパーしました。
中には不良品も有るようです。
受信出力に945M当たりに信号が出てきています。
計算から((2236.25M×3+(10240M−8945M))−8945M
=941.25Mに成りますが・・・
MMICの中で起こりうるのか判りませんがIFラインにはLOの漏れは有ります。
バラック配線ですがトランスバーターに成りました。
ケースに組み込む時裏面2本のパターンの所を工夫する必要が有ります。
今までの経験からケースに組み込むと発振等に悩む事が多々考えられます。
送信用BPFも基板から切り取った物を使うか、もう一枚BPF付きアンプに使うか、
キャビティータイプを外付けにするか最後の課題です。

JA3CVF/日高郡 森本

10G受信用に改造

LO受信用取り出し改造

受信イメージ信号

受信LO信号

受信信号レベル