1280Mを直接6分周して送信して見ました。
6分周ICは先日も報告しましたが中々デリケートで上手く使いこなせない。
原因は良く判りませんが、DATV画像は復調せず期待外れに成りました。
ユニットを元の24分周に変え、今回6分周IF信号に簡易ALC回路を付けたので24分周ユニットにも流用しました。
4G MIX IF入力を13dbm程度入れていました。
MIXの出力が多いので後の4G帯アンプのゲインを絞って使っていました。
絞り過ぎた所の動作は少しの調整でも出力の変化が大きいので24分周ユニットの出力にALCを掛けてMIX出力を制限し4Gアンプのゲインを上げバランスを取りました。
ALCの検出電圧には41.5G逓倍コンバーター検波出力を使いました。
約250mW出力時1.5V位の電圧が出るのでFETで受けて制御しました。
また、ALC回路の最大電圧を5.3Vにセットして無信号時のMMIC電圧を制限しました。
全体のゲイン配分を調整したので可能に成りました。
これで温度によるLOレベル、IFゲイン等の変動を制御出来る様に成りました。
但し、ALC回路の温度特性による変動は課題として残っていますがALC無しより少ない様です。
DATVの受信実験で少し長く送信すると249Gの受信レベルが少なくなっていく事に気が付きました。
検出出力は変わらない様ですがバラクターダイオードのバイアス電圧が変化している。
逓倍器に風を当てて冷やすと変化しない。
コンバーターの放熱不足かバラクターの発熱か判りませんが小型フアンで逓倍器の後ろから冷やすと30分以上送信しても変動は少なく成りました。
このフアンの振動がリファレンスのOCXOに伝わってブーンとFM変調が掛ります。
マイクの音声は聞き取れるレベルなので対策はしていません。 防振とかPLL回路の時定数の見直しが考えられますが・・・
尚、DATVの送信にも問題有りません。
一連の改造で何が有効で有ったか判りませんがDATVの受信も安定してシンボルレート15000でも十分復調し、6000でのコンステレーションも良く成りました。
24分周でも実用に成るようです。
JA3CVF/日高郡 森本 清
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249G改良 |
249G SB15000 |
249G SB10000 |
249G SB6000 |
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