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249G用6分周IC実験 de JA3CVF  森本 清 Jul/24/2015

 1.28Gを直接分周出来るICが入手出来たので実験しました。
ICはSY100S838Lです。
基板はピン間隔が1.25mmなので何時もの様にPカッターで掘りました。
データ上は周波数MIN 1Gですが1.5Gでも動作しました。
但し、8分周に使ったTD7104Pより入力レベルの動作範囲が狭く、
入力レベルで分周出力も変動しました。
二つしか試していませんが1つは12dbm~17dbm もう一つは7dbm~13.5dbmでした。
一個目は入力オーバーで壊した様です。
この範囲で無いと出力が出ない。
ICのデータに測定回路が無かったので使い方の問題かも知れませんが・・・
特にCLKバー入力がオープンの時狭いのでコンデンサーでアースに落としました。
IC入出力インピーダンスが高く50Ω終端の出力が少なく、
LPFの一部をカットしてTRのエミフォロバッファーを入れて何とか-10~-13dbm程度と成りました。
尚、写真の分周出力のMMIC入力周辺のパターンが汚いのは200M位と安易に作ったので
発振が止まらす色々試したからです。
MMIC近くのスルーホールの数が足らなかった様です。
出力のスプリアスが多いのですがMIXの後のBPFで綺麗に成ります。

249Gの信号でコンステレーションがどの程度変わるか未実験です。
入力レベルで出力が変わるのが問題で、最大2.5db位変わりました。
このレベルは41.5Gの出力にそのまま表れるので使いづらい。
41.5G出力に余裕が有るので調整具合で逓倍器を壊す可能性が有るからです。
簡易ALC回路を付けて0.5db以内に収まったのですが、無入力時MMICの定格を超える。
41.5Gの出力に検波出力が有るのでこれを利用するか思案中です。
本来この方が確実なのですが、コントロール線が8ピンコネクターでは1本足りない。

また、すべての接続をしないと動作試験が出来ず不便です。
まー当分遊べそうです。

JA3CVF/堺市 森本
 

6分周出力改良分

2分周ユニット改良分2

6分周基板

ALC付6分周ユニット