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249G DATV予備実験 1  de JA3CVF  森本 清 Jun/02/2015
 
免許されるか判りませんが室内実験ならと思って始めました。
MIX方式なら直ぐに出来ますがMIX方式の場合、送信、受信とも6倍のハーモニックスで4倍、5倍でも同じ受信周波数に成ります。
音声の場合受信機の帯域が狭いのでLO周波数をシフトする事により6倍波を見分けています。
DATV受信機は2~3Mずれても追随するので判断が難しく成ります。
何とか逓倍方式で出来ないかと考えていました。
135Gは1/8 8逓倍で画に成っています。
249Gの場合41.5Gの6逓倍なので1.28G帯を1/6分周する必要が有ります。
一般的なプリスケラーは2 4 8分周等なので1/6には成りません。
今回 1/24分周して4逓倍で計算上は1/6にする実験です。
実績の有るTD7104Pで1/8 160M帯を1/3に分周しました。
74AC393Pが規格では180MまでOKらしいのでパターンカットのランドを作って試しました。
入力は5~10dbmでカウントしましたが、1/3に成るのは60M程度で90M以上に成ると1/4に成ってしまいました。
1/3はQA1とQB1出力をAND回路で合成したものをCL端子に戻していますが、以前HF帯のスイーパーを作る時実験していたメモ書きを読み返すとQA1のみとしてQB1を合成しなくても1/3に成ると書いて居ました。
前に試していた事をメモに残して置くと便利です。今月から8冊目に成りました。
早速AND回路をバッハファー回路としてQA1のみ加えると160Mが1/3に成りました。
80M位で不安定になり周波数が低い時は基本の回路が必要の様です。
AND用のICは74AC08Pを使っていますが、この遅延特性により周波数が高く成るとクリアーのタイミングが1/3に合う物と推定しています。
オシロの性能が追いつかずどの程度の遅延か判りません。
結果オーライですが、電源ON、OFF及び信号のON、OFFでも安定して1/3に分周しました。
高調波も結構出ていて4倍波も強く0dbm位です。
3倍波が低いので簡単なHPFをを通すと4倍波がピークで取り出せました。
後、213M帯のBPFを通してアンプ、LPFの後16dbm以上取り出せました。

1/24分周後24逓倍で画に成るか判りませんが暫く遊べそうです。
41.5Gまでのアップは39G帯の送信コンバーターが使えそうで上手く行くと200mW以上は出る様です。
このコンバーターはLOとして12.5G 10dbmとIF 4G 10dbmが必要です。
4Gに上記の213Mと3.8GをMIXすると計算上は上手く行く予定です。
4G帯ならBPFも作り易い。
12.5×3+(3.8G+213M)=41.513 ×6=249.078Gです。


JA3CVF/日高郡 森本



1.2G 6分周ユニット

6分周出力スプリアス

6分周出力