クーネの76G用アンプ”MKU LNA 761B”を共同で買って貰いました。 76Gでgain min 22db Psat typ 50mW min 40mWです。 入手した物のデータはgain 22db Psat 50mWでした。 単体で77Gのデータを取る環境に無いので現用のトランスバーターに取り付けて、アンプの有無での差を見る事にして、送受の切替器を試作しました。
アンプの寸法は472Bと同じで入出力の導波管の径が異なるだけなので47G用と同じ物を作りました。
違いは 1 ベースを厚さ2mm真鍮板を5mmの銅板にした。 2 下側回転軸を3mm径アンプ埋め込みから6mm径アンプはみ出しにした。47Gでの失敗作を改善した。 3mmの丸型スペーサーが丁度6mm径で3mmのネジの部分を短くしてアンプにねじ込むと良い軸になった。 3 入出力の取り出しを角型から3mm径の丸穴にした。 今回の導波管は47Gより更に小さく5mmの板に正確な角穴を開ける自信がないのと、入出力がパイプなので丸にした。 4 入出力のパイプに1.4mmのネジを2.5mm間隔で各々3本立ててチューニングを取る様にした。 クーネからアンプの入出力に1mmのネジ3本のチューナをいれての測定と成っていたので、チューナの積りで立てた。 5 発振防止用のチョーク溝なし 位です。
現用の77G用トランスバーターは欲張って、MIX方式と逓倍方式の両方を選択出来る様にして、FMATVも出る様にしていて、ヘッド部分は大きく成っています。 今回は取り合えずヘッド部分はそのまま使う事にして、アンプ切替器の上に乗せました。
ヘッド部分と切替器の接続はパイプを広いU字型に曲げたパイプを差し込んでいます。
これが寸法通り加工出来ないのと、次のステップで、この部分にフイルターを入れる考えが有って長さ(高さ)を調整出来る様に6mmのネジで浮かせています。
まずは受信テスト テスト信号をアンプ無しで受けた時とU字パイプで接続してアンプを通した時の差を見ました。 高さの違いが10cm位有るのでテスト信号のアンテナを調整する必要が有るなど可なりアバウトなデータ取りとなりました。 アンプなし ノイズレベルから+35db アンプあり ノイズレベルから+52db 何れもIC910 1280M FM受信レベル 自作db表示Sメータ 直線性で±1db位、値で±0.5db位の誤差は有ります。 この数値から切替器を通して17db±1.5dbの差に成りますが・・・ 今回は発振止めのチョーク溝は有りませんが、6mmの軸が間に入っている事とgainが低いので安定している様です。
不確定要素(改善余地?) U字パイプの差込具合で結構レベルが変るが、U字型なので上下個別に調整出来ない。
チューニングの最良点がまだ良く判らない。 最初作った時にネジが落ちない様に少し、入れ込んでいたので、減衰器の様になってアンプなしよりレベルが低かった。 まず、無しから一本づつ入れて調整した方が良いと思いました。 今は1本づつ僅かに入った所ですが、0.5db位差が出るかどうかです。 効果より悪戯する可能性の方が高い。
送信テストは75G用パワーセンサーが3mWまでなのでATTが無いのと時間切れで堺に帰って来たので来週以降の楽しみです。
このアンプで一喜一憂当分遊べそうで、パチンコで負けるより安い?。
JA3CVF/堺市 森本 清
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77Gアンプ切替器1縮小
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77Gアンプ切替器2縮小
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77Gアンプ切替器とMIX部分
ドッキング縮小 |
77Gアンプ切替器出力縮小
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