皆さん
JA1ODA 横山です。昨日はHam Fairでゼロエリアの皆さまにお会いでき、
活動に刺激を受けました。私もアクティブに活動したいと思います。
また、移動の際にはお相手よろしくお願い致します。
さて、以前より77G用導波管に3mm IDパイプを偏平に潰してTE10モードにて使用しております。
この伝搬モードをCut Off周波数を測定することで検証してみました。
フランジ部の写真の通り, 幅はMax 3.5mm, R部を除いた平坦な部分だと3.2mmです。
高さは約1.6mmに潰してあります。
HP83556A(40---60GHz)ミリ波モジュールをSourceとしてHP U422ADetectorで測定。
結果、カットオフは44.43GHzでした。
これは横幅3.38mmの矩形導波管のカットオフに相当します。
3.2mmと3.5mmの中間で納得できます。うまく潰せば47GHzのHPFに使えるかも?
尚、カットオフ以下の減衰が20dB程度しか取れていません
がこれはミリ波モジュール(3逓倍)の高調波スプリアスが悪さをしているためです。
(HP83556A ; Spec 20dBc) スカラーネットアナではこの点、注意が必要です。
また3mm ID 丸パイプも測定しました。結果は58.97GHzでした。
円形導波管のカットオフはλc=3.4125a (a:半径)なのでa=1.5mmだと58.6GHzです。
ほぼ合ってます。
パイプを潰した偏平導波管ではTE10モードで伝搬していることは確かです。
ねじっても曲げても偏波は変わらないので安心。WR12,WR10とのRLも良好です。
ぜひお試し下さい。
de JA1ODA 横山 公一 さいたま市浦和区
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