1.2G デジタル テレビ トランシーバの製作    2009-9-1  JA0BNK 坂上 要作
 
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1. 要旨
ハムのテレビ運用は、変調方式の区別で、AMTV、FMTVと進み、デジタルTVになってきました。
DTVユニットは、SR-SYSTEM 製を入手し、1.2Gデジタルテレビトランシーバを製作しました。

2.製作
DTVのユニットは、エンコーダ部、変調兼送信部の2枚と、さらに、制御用のコントロール基板があります。
ケースは、タカチ「 US-160LH 」に内蔵しました。(ユニットは縦型になりました)
AV信号の、「RCA」は、8P のコネクターにて、中継方式にしました。
出力は、ユニットの初期値(12)で 4mW。最小(1)では 0.1mW。最大(15)では 6mW でした。
HPAにM67715を用いて出力は、0.1W、1W、2.5W の切り換え方式にして、ANTリレーは、G5Yを使いました。
チューナは、海外製で、LNA (GN-1021)は、F型を外して基板上に内蔵しました。
資料では、ユニットのVCOが 1.3G 〜 2.6G とありましたが、1.12G 〜 1.41G で発振しました。
2.4G を期待しましたが NG でした。 


3.経過と実績
`09-4-25 信州マイクロ会場にて、JA3CVF局DTVの「デモ」を見る。
`09-5-6 JA6LXR局(長屋さん) にDTVユニットの入手をお願い。
`09-5-13 TSSに、1.2G 〜 135G 「DTV」保証認定申請。
`09-6-3 DTVユニットが入荷。
`09-6-10 試運転(バラックで室内、送受信テスト)OK。
`09-6-20 ケース加工(アナ開けとか板金、パーツ取りつけ配線、開始。)
`09-7-25 JA0GPO局と鳴きあわせ。(チューナ設定、DTV設定)
`09-8-9 JA0GPO局と渋峠にて、(5G 10G) 移動運用。
筑波山(150Km)移動の、JH1GED局、JL1BLF局と「M5D」にてDTV初QSO。


4.まとめ
筑波山とのQSOでは、ANTが少しずれても、また 20dbATT を挿入しても鮮明な画像でした。
DTVユニットの、入手(輸入)は、長屋さんに、パーツ入手は、寺島さん他に、初QSOは1エリアで活躍中の、
大瀧さん、角さんにお願いしました。ありがとうございました。

 JA0BNK 坂上要作 (新潟県上越市)