5Gビーコン装置の製作  de JA0BNK Feb/20/2009
5Gビーコン送信装置の製作                  JA0BNK Y.Sakanoue   2009-2-20

1, 要旨
  5Gのビーコン装置を製作し、使用しています。装置の概要をまとめました。

2.装置
  局発は、「ドレーク2880」、終段は業務機の改造で「Z5964−3A」を使った出力「2W」です。ID発生は、
  西新潟オリジナル版を内蔵しました。
  ケースは、CATVのジャンクを使い、向きを90度ずらして、縦型にしました。
  ANTは、水道パイプ(PVC)の中に「1/4λのスリーブ」を内蔵しました。
  水抜きのパイプを取りつけ、虫等が入らないよう金網を詰めました。  

3.取りつけ
  足場用パイプ(直径約50mm)にて、パンザタワーの10mあたりにとりつけました。信号線は15mです。
  電源は下から14Vを送っていますが、本体内部で13Vくらいで、消費電流は約2Aです。
  出力の信号は、業務機の進行波検波電圧を下に送って監視(表示)しています。

4.発熱対策
  対策とは言えないかも知れないが。抵抗式の温度センサーを内蔵し、温度を監視しています。 
  内部温度が設定値を超えると、「OFF」にしますが、設定値以下になると再送信になります。

5,まとめ
  装置は、放熱について無防備でした。ユニットを大型の放熱板に取りつけていたので、内部に熱が籠もっていて、
  推定以上に高いと判断しました。
  ケースに対して放熱を考慮していなかったのです。ケース自体に放熱がいくように改良を進めていきます。
  信号は 2/20現在、米山反射にて、「高岡市」まで到達しています。(反射距離約 170Km)

6,謝辞
  いつもながら、自分だけではできませんでした。新潟と長野、富山各局には、ケースとかパーツまた、
 業務機のMMIC配線の方法でご指導頂きました。
 また、ANTを、PVCに内蔵時の信号レベル劣化とか、IDの歪みのレポートを頂きました。ありがとうございました。 
           以 上 

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 JA0BNK  坂上要作  (上越市)
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ブロック図・仕様など PDF